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砂漠の薔薇
【女性向け 官能小説】

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-6


抱いてもらえない夜は
その理由探しとその寂しさで頭と心がいっぱいだった。

大好きだけど、愛しているけどこのまま結婚してそれでもセックスレスだったら・・・
そう考えるのが1番怖かった。

子供を抱けないかもしれない。
一生女として抱かれないかもしれない。と思うその恐怖は
愛していると思うのと同じぐらい私の心を占めていて
愛していたら、母親になれなくても一生後悔はないのか・・・

一生、もう二度と愛する男性に女として見てもらえなくても
胸を張って幸せだと言えるのか。

セックスだけが女としての証じゃないと分かってる。
分かってる。
分かってる・・・

分かってるけど、それでもパートナーがいる限り
正直な気持ちとしてはエッチがしたい。
愛されていると実感したい。

セックスレスはお互いにそれでいいのなら問題はないと思う。
ただ、どちらかだけがセックスをしたくないのなら
セックスをしたい方はどうしたらいいんだろう。

どうしたらいいんだろう・・・

「だめだ!家にいると一人でずっとネガティブなことを考えちゃう!」

思い切って出かけよう。

私は思いっきりおしゃれをしてネガティブな気持ちとともに部屋のドアを閉めた。







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