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砂漠の薔薇
【女性向け 官能小説】

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どこから、間違っちゃったんだろう?

2週間エッチをしていないと初めて気がついた時だったら引き返せたのか?
このパジャマを買った時か?
こーちゃんとリビングでいるよりもお風呂でパックをする事を選んだ瞬間だったか?

「どっちもどっち・・・、か」

この関係を壊したくなくて
ぬるま湯にずっとずっと浸かっていたくて
問題を解決する労力と余力がなくて
なぁなぁで続けていた関係と時間にばちが当たった。

私も、こーちゃんもこの関係を続ける努力をしてこなかった。

恋人になるのって時間もかかって大変なのに
他人になるのって一瞬なんだな。

最後にこーちゃんの顔を見た時、他人のようでぞっとした。

もうこの人に抱きつけない。
もうこの人とキス出来ない。
もうこの人とエッチ出来ない。

そう思ったら、一気に未練が吹き飛んだ。

あぁ、私もこの人と他人になる事に抵抗がないんだ。

今まで気が付かなかったその感情に自分自身もびっくりしてそして納得した。

愛していたら抱いてほしい。

私はセックスがしたかったのか?
それともこーちゃんと愛し合いたかったのか?

「もうなにがなんだか分からないな」

頭の中はパンクしそうで
色々な考えがぐるぐる回っていたけど
それでも『こーちゃんと別れる』事だけは確かなようで
「明日から物件探しかぁ」

そう小さい呟きとともに私は眠りに落ちた。




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