新しい夫婦のあり方を-5
「と、智美…」
亨は今までにない智美の反応に興奮しつつも少し自制した。射精感を覚えた肉棒でこのままのペースで擦り続ければ直ぐに果ててしまうからだ。奥まで達した肉棒を一旦引くと、射精感を整えるためにゆっくりとした動きに変え、代わりに乳首を摘まんで刺激を与えた。
「あぁ、あぁ、あぁん」
乳首の快感に身を捩った智美だったが、その一方では初めの激しさから一転した緩やかな淫穴への刺激に焦れてきた。
「ああん、もっとぉ…、もっとして…」
智美は自ら刺激を求めて腰を動かした。
「おっ!」
催促するように自ら腰を揺らした智美に驚いた亨だったが、急激に変貌した妻の痴態をもっと楽しみたくなった。
「どうして欲しい?」
亨は腰の動きを止めて聞いた。
「やあん、おまんこぉ、おまんこ突いてよぉ〜」
刺激が止められた智美は、欲しい刺激を求めて亨の尻をぐっと掴むと、前後に揺らしながら自身の下半身をぶつけた。智美が行為の途中で、これほど積極的になったことは今までなかった。
「スケベなやつめ」
妻の答えに興奮した亨だったが、一方で動きを止めたことで射精感が収まっていた。もう、考えることはなかった。あとは夫婦の行為を楽しむだけだ。亨は自身も快感を求めて腰の動きを再開した。
「ああぁ、嬉しいぃ〜、ああん、ああん」
亨は智美の反応を楽しみながら、深度と強弱に変化を加えつつ、徐々に腰の動きを早めた。
「あっ、あっ、あっ、ああああんっ」
亨が与える変則的な刺激を受けた女体は、今日1日興奮し続けたことも相まって、直ぐに高みへと登っていった。
「あっ!あっ!いいっ!いいっ!イクッ!イクウウウッ!ああああん」
智美は女体をのけ反らせて絶頂を迎えた。
「ぐっ…ううっ!」
智美の淫口の締め付けに、亨の射精感も一気に高まった。しかし、行為の前に夫婦で話したことを実行するために、智美の中に放出するのを一拍我慢した。
「ううっ、口に出すぞ!」
亨は数回激しく智美の股間に腰をぶつけると、爆発寸前の肉棒を智美から抜いて、智美の開いた口に目掛けて放出した。
「ほううっ、ううぅっ」
絶頂の余韻に浸りたい智美だったが、ぐったりしている場合じゃなかった。
(亨さんが悦んでくれるなら)
新しい夫婦のあり方を思った智美は、舌を出して一撃目を受け止めると、そのまま肉棒を咥え込んだ。
どぴゅどぴゅと続く迸りを口内に受け止めた智美は、むせ返るような芳香と共に多幸感に包まれた。
(どうして今までしなかったんだろう)
舌先で亨の脈動を感じながら、そう思った智美は、肉棒を抜かれた割れ目を弄りながら、再び絶頂を迎えた。