第二話 主婦、飯島弥生の悪夢-7
「イヤ、イヤ、やめて…」
手を押しのけて足を閉じようとしても、男はそれをこじ開ける。そして、割れ目に指を挿し込み、膣の中を掻きまわしてくる。
悪魔、悪魔!悪魔のような悪党だ!
「や、やめて…」
弥生は男の体を突き放そうと、最後の抵抗をしたが、それも虚しく、男は弥生を抱き寄せると、強引にペニスを膣に挿し込んできた。
「イヤ、イヤよ!」
「う、うるせー!」
犯された弥生の意識が遠のいて来た時、ピンポン、ピンポン、ピンポン、ピンポン…と、突然、インターフォンが鳴った。
「おい、声を出すなよ」
男は弥生を脅したが、再び、ピンポン、ピンポンとインターフォンが鳴り響く。
「くっそっ、誰だ、こんな時…」
苛立った男が玄関の様子を窺うため、弥生から体を離した。
神様、助けて!、そう思った弥生は勇気を振り絞って男を突き飛ばした。
「あっ、痛てえ…」
浴室の壁に頭を打ち付け、男が蹲っている隙に、弥生は、「た、助けて!」と全裸のまま家から飛び出した。