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悪夢
【レイプ 官能小説】

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第一話 陶芸工房「篠田」の悪夢-1

≪犯人の特徴は掴んでいた・・≫

警察署のホームページでは、それが未遂に終わっても、不審な事案として公表していた。

1件1件、その特徴を突き合わせていくと、いくつかの事案にある特徴が見つかるものだが、それが数多くなると埋没してしまう。

後日、興味を抱いた者がホームページに公表されていた事案を並べてみた。これを見ると、はっきりとした特徴が現れていた。

○事案1:女性に対する付きまといについて
     女性が駅から徒歩で帰宅中、黒いワンボックスカーが数百mに渡り付きまと
     うという事案
     女性が不審に思い、コンビニに身を隠すと、その車は走り去った。
     ⇒ 容疑者の特徴:野球帽を被った40歳くらいの男。

○事案2;女性に対する強制わいせつ事件について
     女性が駅から徒歩で帰宅中、後方から近付いてきた男にスカートをむしり
     取られた。
     女性が持っていたバッグで叩いて抵抗したところ、男が一瞬ひるんだ隙に
     逃げることができた。
     ⇒ 容疑者の特徴:野球帽を被った35歳くらいの男。
              180cmくらいの大柄。

○事案3:路上における不審者の出没について(1)
     女性が犬を連れて散歩中、路上で立ち止まっていた男が下半身を露出する
     という公然わいせつ事件。
     ⇒ 容疑者の特徴:球帽を被った35歳くらいの男。
              180cmくらいの大柄。

○事案4:路上における不審者の出没について(2)
     女性が徒歩にて帰宅中、オートバイに乗車する男につきまとわられる事件が
     発生。
     ⇒ 容疑者の特徴:球帽を被った大柄な男。

勿論、警察ではこの特徴を把握し、警戒していたのだが、まさか市内でそんなことが起こるとは想像すらしていなかった。


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