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マカオに沈んだ榊亜希子の悲劇
【レイプ 官能小説】

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マカオに沈んだ榊亜希子の悲劇-2


金子はこれまでも亜希子の行き先に度々現れては、「早く返して下さい。そうしないと取り返しがつかないことになりますよ」と紳士的に警告していた。その度に、亜希子は「来週には返します」と逃げていた。だから、金子がこんな強行な態度に出てきたのは、金子自身もその筋から脅かされ、とうとう来るところまで来てしまったからだった。

金子は余計なことは言わず、「左折だ」、「そのまま真っ直ぐ」、「右折だ」とその都度指示し、亜希子は金子の言う通り、高井戸インターから中央高速に乗った。

「奥さん、元八王子インターで降りてくれ」
「ど、どこに行くんですか?」
「言う通りにしろ」

黙ってナイフを突き立てる金子は行き先は答えない。車内は緊張した空気が張りつめ、亜希子は頬が引き攣っていた。そして、元八王子インターで高速を降りると、「そこを左折」と言われ、車は一般道に入った。

20分ほど走ると道はだらだらとした坂に変わり、山が近づくと、その道は狭くなってきた。

「そこを左折」
「えっ、こんなところですか…」
指示された道は更に狭く、対向車が来たら代わることが出来ない農道だ。亜希子の運転では難しいが、ナイフが太腿に当たる。
「あ、危ない…」
山側から張り出した枝がサイドミラーにあたり、谷側のガードレールを擦りそうになる。
「大丈夫だ、ほらほら、ゆっくり、そうだ、上手いじゃないか」

宥(なだ)め賺(すか)され、その道を進むこと5分。ようやく、そこを抜けると見えてきたのは防風林に囲まれた屋敷だった。

「ここだ」
言われた通り、門を潜ると廃屋のような古民家が建っていた。

「庭の奥に停めろ」
亜希子は金子が降り立った隙に逃げ出そうと考えていたが、彼が先回りしていた。
「ははは、悪いな」
「あ、痛っ…」
亜希子は金子に右腕を掴まれ、「ほら、こっちだよ。」と家の中に引きずり込まれてしまった。


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