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目標はJK? 爆乳・蒲生三姉妹
【その他 官能小説】

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あなたは紅香と‥‥。(4)-2

 いや、聞こえよがしに、とはこれを言うのだろう。その言い方は、紅香のときとはまた違う、独特の含みがあった。見ると、蒲生桃香は、下唇をきゅっと小さく噛んで、悄然と突っ立っていた。その顔は、いや、首筋までもが、さっきよりもさらに赤く染まっていた。計測されたときの羞ずかしさを思い出しているのだろう。が、白香の口調は変わらなかった。
「さあて、桃香ちゃん、いつまでも焦らしてないで、そろそろ海田くんにご開帳してあげなさい♡」
 白香は、可憐な乳房を必死に隠している妹に命じた。
「海田くんは、今日は役得が少ないからね‥‥。せめてものサービスに、あなたの恥ずかしいおっぱいを、穴が空くほど見つめてもらいなさい。――手を後ろに組んで、わたしがいいと言うまで離しちゃだめよ。絶対に‥‥」
 明らかな声のトーンの変化に、あなたも白香のほうをちらと見やったのだが、最後の、
「ね‥‥」
のところは、ドスが効いていると表現してもいいくらい、迫力があった。そのときの蒲生白香の目は、妹を見る姉のそれというよりは、獲物を狩る肉食動物のそれのようだった。幼い妹・桃香は、観念したように、命ぜられた通りにしたのだった。
 ぷるるん。
 その量感こそいわゆる「巨乳」のイメージからは遠い印象も受けるが、まるで林檎のような乳房が、あなたに見てもらおうとこぼれ出たのだった。あなたは、目を見張った。そんなあなたにすかさず、姉が言った。まるであなたを使用人として使う女主人然と。
「触ってもいいわよ、海田くん」
 己の欲望と客観的状況の合致ゆえに、あなたは、そうしない道を考えることはできなかった。
「海田くん、働いてもらうわよ」
 白香は、燃える目であなたに命令した。
「はい‥‥」
 あなたは答えた。悪の魔女にひざまずくような心境だった。
 こうして、今日の――あなたにとっては初体験となる――蒲生桃香の調教が始まったのだった。


 蒲生白香は、あの懸架装置で末妹をいきなり吊りあげた。
 懸架といっても、完全に空中に吊るしあげているわけではなく、ニーソックスの足の前半部が床につく形で、両腕を頭上にあげた状態だった。手枷の部分だけに体重が集中して手首を痛めるのを、防いでいるのだそうだ。
 さて、その、妹・桃香の乳房だが――。
 それは、彼女の華奢で小柄でボディと相まって、小ぶりな爆乳、という形容ができそうな代物だった。サイズやカップは、白香が言ったとおりだそうだから、大したことはないのかもしれない。しかし、ボリュームこそ爆乳グラビアアイドルや姉の紅香には負けてしまうが、ぷりん!‥‥と音がしそうなほど中空に突き出されたそれは、おっぱい好きのあなたには、じゅうぶんに可憐な凶器であると言えた。


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