岩の島-1
目も眩む高さの空中に僕はいた。巨人のさくらちゃんの手の中だった。
どこかの島らしい。周りは果てしない海だった。切り立った崖ばかりの岩の島だ。
「あれ、物質化する道具なのに! でも、宣男君も一緒に物質化したのね。本当の体は部屋にあるわ。」
全く自分の体としか思えないが、言われてみれば、意識のある夢を見ている感覚に似ていた。でも、潮の香りもすれば、風の冷たさも分かる。
「都合がいいわ。実験してみよう。」
頭の中にさくらちゃんの声が聞こえる。喋ることが直接伝わるらしい。
僕はふと思い出した。
「ねえ、ちょっとお臍のにおい、嗅がせて。このさくらちゃんの姿、好きなんだ。せっかくだから、知りたい。」
「宣男君て、ロリコン?」
「そうだよ。さくらちゃんのせいだぞ。引っ越しちゃったから。」
「好きなだけどうぞ!」
少女の臍など触る機会はない。さくらちゃんの、窓より大きな臍は、小学生でも臭かった。僕はたちまち勃起したが、どうしようもない。
「満足した? じゃあ、もっといい所、どうぞ。」
少女の割れ目に僕は押し込まれた。おしっこ臭いクリトリスから、襞の間に擦り付けられ、ぴたりと閉じていた膣口に頭が当たると、つるりと中へ差し込まれた。
「あ、気持ちいい! おしっこ漏れちゃいそう。」
僕は、中で体を反転させ、割れ目から外を覗いてみた。恐ろしい高さだった。強風が襞の間に吹き渡った。
「そう言えば、お腹、大丈夫なの?」
「忘れてた! 思い出したら、痛くなってきた。」
壁の奥がごろごろ鳴っている。腸が動いているのだ。
「もう我慢できない!」
さくらちゃんがその場にしゃがみ込むと同時に、僕の真後ろでにおっていた巨人な肛門が膨らんだ。
轟音と共に、ダムの決壊のような勢いで、巨大少女の下痢が始まった。エベレストの雪崩はこんな感じだろうか。土石流のような激しい流れが止まらなかった。
さくらちゃんが力んだせいで、僕の入っている女の子の穴からも何かが出てきた。滑り落ちそうになった僕は、必死に処女膜にしがみついた。
「おりものが出ちゃった。」
さくらちゃんは指で僕を押し込んだ。
うんちは終わった。火砕流のように熱く、臭いものが溜まっていた。
突然さくらちゃんが叫んだ。
「これって、いや!」
はっと目が覚めた。僕の耳元に、例の水晶玉が転がっていた。目の前には、大人の女性器。僕の顔にも枕にも、一帯にさくらちゃんの下痢便が飛び散っていた。