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わるい娘、メンヘラビッチとの出会い
【学園物 官能小説】

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刺青美少女-1

 栞理のそこまで考えてくれる気持ちがとても嬉しくて、どれだけ愛されているのかと実感できたわ、パパとママと別れて、栞理しかいないあたしに思われているのはとても嬉しいこと、だけど栞理が一緒になってきずつくことはないのにな……
「ど、どうして、ですか? 私たちは恋人で家族なのではなかったのですか?」
 ほろりはらりと泣き出し、三角にうずくまり顔を隠してしまう彼女なの、
「し、栞理ちゃん、泣かないでよ」
 栞理に寄り添おうと、そっと彼女の肩に腕を回すと、小刻みに身体が震えているのがつたわってきたの、そうしてあたしは彼女を傷つけたことを悟り、どうしてこうなっちゃうんだろうって、
「ぐすっ、ごめんなさい、と、取り乱してしまいました、まあ、わたくしとしたら酷いことを……順子ちゃんのお顔酷く腫れさせてしまいまして、肩も赤黒く腫れあがってますわ、ほんとうにごめんなさい、すぐに処置いたしましょう」
 そういう栞理の目だって、充血で真っ赤じゃん、お互いに酷い顔してるんだろうな。
 栞理は順子の顔に消毒液で清拭し、軟膏を塗り滅菌ガーゼを当て、ミイラみたいに包帯でぐるぐるに巻いてくれたの、その優しさと同居する墨を入れたいという発言がおぞましく、同時に彼女により惹かれてしまうあたしだった。
 次の日、栞理のホータイ姿を見た慎二さんは一瞬絶句し、目を少し泳がせながら、
「妹にもうそういうことをするのはやめるよう言っておく、二、三日大事をとって学校は休んだほうがいい」
 あたしは例えそうなることがわかってたとしても、そうしただろうし、結局は自分の蒔いた種を刈り取っただけだもん、周囲に余計な心配なんかかけたくない、だから普段と同じように学校には通うわ。
「あらお兄様、栞理にこんなことさせたのは、お兄様にも原因があるのではありませんか? 彼女をこの先利用なさるおつもりなら、もう栞理に手をお付けになるのを止めていただきたいですね、でないとわたくし、順子さんを殺してしまうかもしれませんから」
 可愛さ余って、相思相愛の関係が崩れ、二人の兄妹は冷え切って、変な三角関係になってしまったわ、それもこれもあたしがいるせいなのに。
 通学途中。バス停では今日子先輩と鉢合せしちゃったとき、敵意バリバリに突っかかる栞理ちゃんだ、


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