仇の敵は、やっぱり災い-1
8Gサイズの乳首のピアスを鎖で天井に繋がれ、クリピアスと結ばれてピンと張力が掛かり続け、腕を後ろに拘束され、爪先立ちでかろうじて立っていられる状態のまま、栞理ちゃんはお風呂に入り、順子は待ち続けています、少しでも踵をつけようとすると乳房と乳首が天井に引っ張られて、しかも陰核まで引きちぎれそうに、キリキリ差し込むような痛みがするため気が抜けません。
お風呂から上がり、全身からシャンプーの甘い香りを漂わせた彼女がの尋問が始まります。
「あたくしのお兄様を盗ったからって勝った気になりまして、いけない妹ですわ」
首にチョーカーをつけ、紐で繋ぎ、それを引っ張りあたしの苦痛でゆがんだ口元に、そっと優しく甘いジュースを注ぎ込む栞理ちゃんです。
「痛いよ、し、栞理ちゃん、許してよ、大事なところ千切れ、ちゃう」
「あらー、そうですかそうですか、千切れてしまえばいいのに、そうすればお兄様も順子さんを抱こうなどとおもわなくなるやもしれませんわ」
栞理のカワイイ顔は憎しみで歪み、あたしのお腹をベルトでミチミチと締め上げるのです。
「我慢すると身体に毒ですわよ、素直に放尿なさればいいのに、姉妹なんですから遠慮などなさらずに、ね?」
順子にそうやって苦痛を与えておきながら、やわらかくてしなやかでいて繊細にそれはそれは優しく、細い指で掌で順子の花のクレパスの愛撫を続けるのです。
「もうすぐお兄様が帰ってこられる時間です、こんな行為をみられたら、なんておっしゃるかしら」
「やめてよ。そ、そんなコト」
天井から鎖で吊るされた順子の薄い双丘に。さらに朱を増した貝の剥き身のような、はたまたはぜた無花果の血のような乳首を舌で転がし、前歯で軽く甘噛みされ、後ろめたいながらもより強く気持ちよさを罪悪感のように感じられる。もじもじとしてしまうのに、やめて欲しくないみたいな、堕ちたいとどこか願っているあたしがいる。
「やめる? ほんとうにやめたいのかしら」
あたしの本心を見透かすみたいに、ぐりぐり栞理の指を呑み込んで離さない、順子の愛の扉なんです。
「すっご〜〜い、ぬるぬるですわね、はしたない」
あたしの『粘液』をゆびで掬い、お口に運ぶ栞理ちゃん、やばい、目が恨みで光ってる。
「はずかしいよう、みられたらって、ああぁぁぁ」
順子の秘所を押し広げ、なめくじの性器のように絡みつく栞理の口唇と熱い舌を滅茶苦茶に知覚した。
「やっぱりね……この匂い、お兄様のスペルマに間違いありませんわ」
ズルズルと関係が続いていたことを、栞理から指摘されて、恥ずかしくない順子が情けない。
もう多分言い逃れなんて聴かない、ううんいっそのこと清々しいくらいばれちゃってもどーなったって別にかまわない。もうこれで栞理のオトコはあたしが、順子が奪ったのだから。
「そーだよ、し栞理ちゃんのオトコだから、だよ。あ、あ」
「な、なんですって」
あたしにとってもう家族と呼べる人は栞理ちゃんだけ、彼女だけなんだよ、ママの元になんか絶対に戻りたくなんか無いし、義理とはいえども彼女だけが心の依り代。
だから彼女があたし以外の人とHしてるなんて許せなかったし、きっとあたしって醜いんだ、あたしの彼女なんだから、家族なんだから、お姉さんなんだから、その役割を果たせ! 裏切りは許さない!
ねえわかる? 栞理は順子の家族なんだよ?
クラスの皆からそしられても、あたしは貴女のことを配偶者だと思ってる!
それなのに、お兄様と通じていたなんて、貴女だけを愛そうとこの家に来たのに……
だから醜くくて、汚い方法を選んだわ、あなたの瑕になれるように、栞理が悪いんじゃない、裏切ったあたしが悪いの!
そうでしょ? そうすれば貴女がお兄様と通じていたという許されざる関係、膿んだ傷を奪うことが出来るとあたしはそう思ったから、
「栞理ちゃん、しってる? 実の兄妹って一緒になれないんだよ? 許されない関係なの」