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俺は他人棒
【熟女/人妻 官能小説】

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片山未来(25)その2-2

 一度関係を結んでからというもの、俺はかなりエグい仕打ちをしている。
 会えば必ずゴムなしで交わり、何度も中で果てる。
 身体のあちこちにキスマークをつけるし、尻っぺたにはスパンキング痕を作ってやる。
 未来が最も抵抗を示すのは、肛門をいじられるときだったが、そこは特に容赦なく弄んだ。
 時間をかけてしゃぶり回すのは当然のこととして、ステップアップすると指挿入。徐々に本数を増やし、内部の性感をじっくり開発した。
 そしてついに生チンポで掘りまくるまでに至ったら、次なるステージは言わずもがな。木俣と供に押しかけて、サンドイッチで前後ともガン突きだ。
 イキにくい体質の未来も、数え切れないくらいのアクメに襲われ発狂しそうに感じまくっていた。
 そのときの3Pは、完全に未来をオナホ同然に扱うゲスの極致ともいえる行為だったが、驚くべきことに未来はますます俺にメロメロの性奴隷と化した。
「俺が仕留めた獲物だったんだけどな。亮介に寝取られた感じだよ」
 自分も旦那から寝取っているにも関わらず、木俣が苦笑混じりでぼやいたほどだ。
「俺、身を引いたほうがいい?」
 気を利かせてそんなことまで言い出す始末。
「冗談じゃねえよ。俺は未来に惚れてる訳じゃないから、『共同便女』として誰彼構わず使って貰っていいんだぜ? チンポ突っ込める穴は三つに増えたんだから、もっと仲間集めて使い回してもいいんじゃね?」
 未来がいる前でそう言ったときには、さすがにずきんと心が疼いた。
 俺を見る未来の眼が、本気で訴えてる気がしたのだ。
(好きなのは、あなただけ)
 都合のいい解釈かもしれないが、完全に未来は心を俺に捧げていると見えてしまったのだ。
 それは、あながち思い過ごしではなさそうだった。
 何かにつけて、
「サイテー」
 と罵り言葉を発しながら、態度は俺に媚び媚びなのである。

「ねえ、今度いつ空いてる? 亮介の家にも行ってみたいんだけど」
「あのなあ、ちゃんと仕事しろよ。俺、客なんだけど。早くコーヒー持ってきてくんない?」
 厳しめの口調で言うと、未来は初めて勤務中だったことに気づいたように、テヘペロとばかり舌を出してオーダーをハンディに通した。
 ──ちょっとばかり、集中的に構いすぎたかな。
 俺は未来の開発に徹していた期間を思った。
 何人も並行して人妻セフレを「運営」している俺だ。
 ヤるときには、いつだってその相手を心底愛しながら交わり、至上の快感を得る。唯一、例外として愛情なんか抜きで淫欲をぶつけているつもりの女が未来なのである。
 ──これ以上、あいつのほうからメロメロになられるのは面倒臭え。
 俺は心を鬼にすることに決めた。


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