画像をメール送信-2
(なんて言えばいいの?)
ドキリとした智美は震える手で通話ボタンを押した。
『どういうことだ?』
聞こえてきた上ずった声で、亨が興奮していることがわかった。
(嬉しい)
夫が自分の女体に興味を持っている。それに喜んだ智美は気が楽になった。
「あのね、エッチな下着を買ったのよ。スケスケのやつ。今、着てるんだけど見たかったらメールしてあげようかなあって」
『見たい見たい!直ぐに送ってくれ』
亨は智美がびっくりするほど食い付いてきた。
ここ数年、夫婦生活がマンネリ気味だった亨は刺激に飢えていた。昨日は珍しく智美から誘われたが、新鮮さに欠いたセックスを思うとその気になれなかったのだ。そんな亨にとって、思いもしなかった智美のメールは亨に刺激と興奮を与えてくれた。
「わかった。今から送るから誰にも見られないようにしてね」
『ああ、わかってる、わかってるぞおお…』
亨の雄たけびのような返事が途中で切れた。気の急いた亨が通話を切ったのだ。通話を終えた智美に向かって、春奈が満面の笑みを浮かべていた。
「やったじゃない。この食い付き方なら食前食後も夢じゃないかもね」
「う、うん…」
上気した智美は、春奈の言葉も気もそぞろに【こんな下着です】と文字を打ち込むと、乳首と股間の茂みを透かした立ち姿の画像を送信した。
「ふうっ…」
一仕事を終えた智美が息を吐いた直後、速攻で返信メールが返ってきた。
【乳首はわかるが下がわかりにくい。もっとアップの画像はないのか?】
一緒にメールを覗き込んでいた春奈が、智美のスマートフォンに手を伸ばした。
「貸して!」
「きゃっ!やだ、返して」
驚く智美を手で制した春奈は、奪ったスマートフォンのレンズを智美に向けた。
「畳み掛けるよ!足を開いて!」
春奈はカメラアプリを起動しながら指示を出した。
「えっ!」
「早く!食前食後にヤリたくないの!ほら、おまんこ開いて」
春奈は自分のことのように興奮していた。
「あっ、はい!」
その春奈の勢いに押された智美は、座っているソファーに踵を乗せてガバッと足を開いた。
「うふふ、ずいぶん濡らしちゃってエロいおまんこね。これなら食前食後にプラスしてデザートまでいけちゃうかもよ」
素早くシャッターを押した春奈は、そのままメールアブリを起動した。
【あたしの恥ずかしいおまんこです。帰ったら直ぐにここにオチンチンを入れてね】
春奈は智美が止める間もなく文字を打ち込むと、卑猥な画像を添付して送信した。
「や、やだ!【おまんこ】って書かないでよ」
後の祭りだった。しかし、直ぐに返ってきたメールの内容を見て、智美はそれ以上文句を言わなくなった。
【ああ、帰ったら直ぐにやるぞ。食前食後、それにデザートだ!】
「うふふ、今度はあたしの番ね。智ちゃんに負けてられないから、あたしは思いきって動画を送っちゃおっと♪」