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俺は他人棒
【熟女/人妻 官能小説】

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片山未来(25)-1

 腐れ縁ってのはあるもので、中学の頃からつるんでいる仲間といまだに遊んだりする。
 二十代も半ばになっている俺たちだから、人生の半分くらい付き合いが続いている計算になるだろうか。
 気心知れた悪友とは、毎月ペースで飲みに行く。既に就職していい給料貰っている奴もいれば、俺と同様ぶらぶら遊び暮らしている奴もいる。人生さまざまだ。

 特に親しくしている木俣准は、定職に就かず派遣やバイトで食っているので、俺の同類だ。
 ついでにヤリチンという点でも共通しており、誰よりも気のおけない親友として交流している。
 ただ木俣の場合、特定の女にヒモとして寄生するスタイルを取っており、そういった「拘束」が面倒臭い俺とは若干タイプが異なる。
「こないだエロい人妻ゲットしたんだけど」
 ぶら下がる相手を持っていながら、木俣は他所でのつまみ喰いにも余念がない。
 俺も多数のセフレを「運営」してはいるが、こいつのように器用な遊び方はなかなか出来るもんじゃないと、一目置いているのだ。
「バレねえの? 他の女と遊んだ後とか、やっぱり敏感に悟ったりするんじゃね?」
 木俣の寄生相手はアラサー看護師とのことで、結婚願望なども人並みにありそうなタイプと聞いている。浮気がバレれば修羅場になりそうな気がするが。
「さあね。薄々感じてたりするかもしれないけど、そんなんで別れたりは出来ないよ。俺から離れられないくらいに調教済みだから」
 自信満々の木俣である。
 ──ヒモたるもの、尋常以上のサービス精神をもって女をメロメロにしなくては務まらない。
 そう豪語するだけあって、女体に奉仕するテクニックはかなりのものらしい。
 俺とてセックスの醍醐味は己の欲望だけ発散するのでなく、相手の女をこれ以上ないくらい満足させてナンボというポリシーの持ち主だから、木俣の言葉にはシンパシーが感じられた。

「で、エロい人妻ってどんな?」
 趣味にマッチした話題だったので、逃さず俺は喰いついた。
「それが、マジ可愛くてスケベな若妻なんだよ。仕事中にコマしたんだけど……」
「仕事って、どの仕事だよ」
 働かなくても女の小遣いで遊んでいられるであろう木俣だが、コロコロと仕事を変えつつ働き続けている。さぞ金が貯まっているに違いないと、俺は確信していた。
「今やってる短期の仕事なんだけど、ちょいリッチなマンションの共用部清掃。そこの住人の奥さんなんだ」


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