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よだかの星に微笑みを(第一部)
【SF 官能小説】

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ハクビシン-1

八月。父親の実家へお盆の法事に家族で出向いた。大人を除けば、俺より一つ下の従兄弟と、まだ小学生の双子の従姉妹が来ていた。
先祖の迎え火を焚きながらバーベキューをし、酒を飲んだら、まあ、親戚同士、楽しくはなった。
高卒でもう自立し、働いている従兄弟に対し、俺は劣等感があった。そして向こうは向こうで俺の学歴に劣等意識を抱いていた。だからお互い、素面で話はとてもしづらかった。
芋焼酎を大量に飲まされた。飲み慣れない種類と量とに、俺はまた記憶をなくしてしまった。


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