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よだかの星に微笑みを(第一部)
【SF 官能小説】

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プールのあとで-3

人間離れした模様の浮き出たポリアンナは、目を覚ましても意識がおかしかった。
「平気?」
目が座っていて、話をしない。
「ちょっと、あそこを見せて。」
するとすぐにその通りにした。四つ這いになり、尻を差し出して見せた。
膣の中を見たのは初めてだ。ライトで照らすと中にも模様があった。丸い出っ張りが、子宮の口だろうか。血が出ていた。
「お尻の穴は、中、どんなだろう。」
独り言だったのに、ポリアンナは両方の手の指を押し込んで開いて見せた。
普段のポリアンナだったら、こんな事をするだろうか。そう疑いながら、写真を撮ることは忘れなかった。
思うところがあった俺は
「ちょっと立って。」
ポリアンナは立ち上がった。
「そこの鍋におしっこしてみて。」
ポリアンナは、無表情に立ったまま、卓袱台にあった鍋を取り、脚を大股に開いて、おしっこし始めた。おしっこは飛び散り、脚を伝わって畳を濡らしていく。
「もういい。」
「あ」
途中で止められないポリアンナは困惑の様子だった。溝に指を挟んで、止めようとしている。何も言わない。
これは、まるで奴隷かロボットだ。よく見ると、入れ墨のような線模様は虫の関節に似ている。何か、他人を支配する機能が俺にあるのではないか。
「ポリアンナ、元に戻って!」
おしっこの鍋をポリアンナは卓袱台に置き、遠い目をして立ち尽くした。まだ割れ目から流れが脚に伝っていた。それからばたりと倒れてしまった。
このまま戻らなかったら大ごとだ。ポリアンナの親に説明もできなければ、どうしたらいいかも分からない。そもそも、セックスしたなんて人には言えない。
幸い、入れ墨模様はやがて消え、ポリアンナは目を覚ました。
「ポリアンナ!」
「触らないで!」
「えっ?」
女の子に、触らないでと言われることは酷いショックだった。高校の時にも、女子を怒らせて言われたことがあった。自分の罪を突きつけられたと思った俺は落ち込んだ。
「あ、怒ったんじゃなくて、弘前さんの手が体に触れるだけで、なぜか分からないけど、あそこがもの凄く感じるの! あたし、今、なんか、おかしい。」
後遺症だろうか。しかし、それもそのうち落ち着いた。
銭湯へ行った帰り
「まだなんか変。お風呂出て、弘前さんの顔見た途端、パンツがまた汚れちゃった。」
それから真顔で
「あたしが寝てる間に犯したでしょ。弘前さん、あたしのこと大事に思ってくれてる?」
虫の俺を見たことは覚えているのだろうか。
「ごめん。」
「あんなに気持ちいいの初めてだったから、許してあげます。なんて、大好き!」
俺たちはキスして別れた。


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