終宴そして開宴-1
どうせならアリーナ席で鑑賞したいという竜也の要望で、二人の舞台女優は作業台に追い立てられていた。
今、千佳は人妻らしい官能的な太腿をM字に開脚されていた。その狭間にはショートヘアの舞依が顔を埋め、ピチャピチャと卑猥な音を立てている。
「ビラビラもおっぴろげて中まで綺麗にしてやんな」
四つん這いの尻を大きく突き上げたまま軽く頷くと、女上司の陰唇を摘み上げ、押し広げた。
半ば強引に連れ込まれたラブホテルで、お互いの秘部を舐め合ったことはあった。しかし昼同然の人工光のもと、ここまで猥褻な行為に及んだのは初めてだ。
「クリトリスも舐めてやれ」
「は、はい・・・」
シコリ始めた女芯を舌腹でなぞり上げ、舌先で転がした。
「やめてッ舞依ッ!もうやめてッ!」
千佳の悲鳴に舞依の舌が止まった。だが人妻室長は肢体をくねらせ、腰を振り立てて舞依の舌を探し求めている。
「やめてって言われて本当にやめるやつがあるかっ」
「人事考課は大きくマイナスですね」
「舌だけで女上司をイカせたらAマルがつくかもな」
乳房や尻に愛撫の手を伸ばしながら女をからかう。
「そうだ悟。何かバイブの代わりになるものはないか」
そうですねえと思案を巡らせた男は、ポンと両手を打ち鳴らすと出ていった。
数分後、戻ってきた悟には様々な太さの塩ビ管が握られていた。先端にはキャップが被さり、それが亀頭だ。柔肉を傷つけないよう、面取りもしてある。双頭ティルドやアヌス用の極細サイズまで用意されていた。
「スケベな人妻にはこれくらいじゃないと物足りないだろ」
ペットボトルほどの太さのバイブを舞依に握らせた。男たちの企みを知って、舞依が顔をくもらす。
「いくら何でもこんな・・・」
「ハハッ、さすがに無理か。でも俺たちを怒らせたら本当にブチ込んでやる」
男たちの高笑いが響き渡った。
女たちは抱擁しあい、唇を奪い合っていた。手は相手の乳房を優しく揉みしだき、その手が股間に伸びる。ためらいを見せていた舞依も今ではすっかり上気し、女上司に身を委ねている。
「愛してるわ、舞依・・・」
「わ、私も・・・」
男たちの嫌らしい視線も気にならないほど、甘美な世界に浸っている。
「舐めてあげる・・・」
千佳が部下の太股を割って、肉の合わせ目に舌を這わせる。
「ああ、あ、あっ・・・」
舞依の唇が開き、思わず声が漏れた。明らかに歓喜の声だ。さらに女上司の舌が溢れ出る甘蜜を掬い上げると、肉の真珠をまさぐり始めた。
「ああっ、いいっ、いいわっ」
腰を浮かせグラインドを続ける舞依の肢体に、男たちは言葉も忘れて見入っている。
千佳は部下の股間に顔を埋めながら、中指で己の肉溝をなぞり上げた。それを数回繰り返すと、ゆっくりと肉壺に沈め込む。その指がいつしか二本になり三本になった。
「あぁああ、うううん・・・」
淫らな視線を注ぐ男たちのことも眼中にない。ただひたすらに腰を振り、甘い声を上げてよがり狂った。
ステージではシックスナインに変わっていた。お互い上になり下になり、秘部を舐め合い、バイブの抜き挿しを繰り返す。
「ああーっ舞依っ、あうっ・・・」
「し、室長っ、あっ、ああんっ・・・」
演技ではない生々しさに、男たちは生唾を飲み込む。ペニスを模したグレーの無機的な塩ビ管がヌメヌメと濡れ光り、糸を引く様がなんともエロティックだ。
千佳が双頭ティルドを手に取ると、ゆっくりと舞依の濡れただれた女性器に押し付けた。すでに十分とろけきった柔肉は、いとも容易くそれを呑み込む。さらに抽送を繰り返しながら、固くしこった女の蕾をくすぐることも忘れない。
「ああん、いやぁ・・・んんんっ・・・」
女の泣き所は女が一番よく知っている。ツボを得た女上司の愛撫に、たまらず舞依がヨガリ声を上げた。
腰を浮かせた千佳は、舞依の花園から顔をのぞかせる塩ビの男根を、自らの秘肉に押し入れた。血も通わぬペニスが、生身の男根のように脈動している。千佳が腰を浮かせてローリングすれば、舞依が喘ぐ。舞依が肉尻を上下させれば、千佳が悶える。
「すげえ迫力だ。目のやり場に困るぜ」
そう言いながらも欲情を抑えられず、食い入るように覗き込んでいる男たちだ。
目の前で繰り広げられるレスビアンショー・・・。いや、ショーではない正真正銘の本物に、男たちの剛直もすっかり元気を回復している。