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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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美咲の階段-1

【美咲の階段】

「やあん、お姉ちゃん達凄くエッチだよお、ああん、気持ちいいよお」

美咲はスイートルームが映るモニターを見つつ、覚えたての自慰行為に耽っていた。

昨日まではみんなと一緒に居ても、場が卑猥な空気になれば陽子に部屋から追い出されていたが、今なら自分もそれに参加させて貰えそうな期待に胸を膨らませた。

「あっ、吉田のお兄ちゃん!」

ちょうどその時、ホテルスタッフに予定の変更を伝えに行っていた吉田が戻ってきて、美咲の目の前を通りかかった。

「い゛…、み、美咲ちゃん…」

吉田はたじろいだ。

吉田がたじろぐには理由があった。【痴漢専用車両】でジョンに倒された後、各務の闇に乗っ取られた美咲に翻弄された事があったからだ。

満身創痍の自分を足蹴にした美咲に憎しみを覚えたが、それが操られての事だとわかり、その時の吉田は感情の納めどころが定まらず、モヤモヤとした気持ちが晴れないままだった。

その後も自分以外の者は、幼児返りをした美咲を受け入れて普通に接していたが吉田は違った。自分に股間を見せて優越感に浸っていた美咲の姿と、無垢な美咲とのギャップが大き過ぎて、吉田には簡単に割り切る事ができなかった。そんな吉田なので、敢えて美咲と距離を置くようにしていたのだ。

しかし【気にかけない】は【気にする】の裏返しだ。却って美咲が気になる存在となった。それ以前に、美咲の容姿が無視できない程、アイドル級に可愛かったのだ。

知らず知らずに吉田の視線は美咲を追う事が増え、あの騒動で美咲が開いて見せた割れ目の中身を思い返す事が多くなってきた。

そんな美咲が徐々に幼児性が抜けてきて、近頃はその仕草がめっきりと大人びてきた。

一方、美咲の中では、幼児返りをする直近の記憶の残滓のためか、何故か吉田に対して申し訳ない思いが湧いて仕方がなかった。それが周りに居る仲間の中で、特に吉田を気にする要因になっていた。

子供は気になれば近づくものだ。吉田が不用意に腕を組んでくる美咲の胸の柔らかさにドギマギする事も多かった。こうして懐こうとすれば狼狽える吉田は、美咲のお気に入りになっていった。

「吉田のお兄ちゃん、あたし、オナニーしてるの。あたしのおまんこ見て…」

美咲が足を開き、あの時と同じように割れ目の中を晒して吉田を誘った。吉田の目が幾度と思い返した部分に釘付けになった。美咲の割れ目の中は幼児性からは考えられないほど、あの時と同じようにべっとりと濡れていた。

あの時は拒絶した吉田だったが、この場の雰囲気が吉田から理性を奪ってしまった。

「美咲ちゃん!」

素になった吉田は、今までの思いを込めて、足を開く美咲の股間に顔を埋めた。

「ああん、嬉しいよぉ…」

お気に入りの吉田が与えてくれる快感に、美咲の心と女体は震えた。

「あん、あん、気持ちいいよおお」

美咲はその快感と共に大人への階段を登っていることを実感した。

記憶がなくなってからの美咲は、大人になる事に恐怖と戸惑いを覚えていた。しかし、今の美咲の中にはそれらの負の感情は一切なかった。

美咲はもう孤独な少女ではない。

ほんの僅かな未来、辛い記憶が戻る予感がしていた。しかし、その時の美咲は暖かい仲間に囲まれているはずだ。

それを感じる美咲に、本来の明るさが取り戻されていた。

「あん、あん、もっと…、もっとエッチな事してぇ…、あん、あん」

こうしてスイートルームと会場の乱交を互いに中継しながら、記憶に残る結婚披露、いや、結合披露の宴が続いた。

おしまい。




追記

後日の事。

「おい田川、なんだかオレ達だけあぶれてないか?」

「やっぱり乾もそう思うか」

乱交の後、自分達以外の仲間は、決まって特定の相手としっぽりとカップルで納まる事に気づいた。

「あたしはダメよ。こう見えても人妻なんだから心までは無理よ」

2人が乱交のレギュラーの寛子に視線を移した途端、それまで開いていた足を閉じられ、胸を手で隠された。

「仕方がない。ナンパでもしに行くか」

「そ、そうだな。頑張ろうな」

雄一の仲間はお互いを励まし合った。 



あとがき
由香里先生の10数年後を【松本家の卑猥な性教育】の中の【オマケ3:古い動画で】で投稿しています。よろしかったらお読みくださいませ。  


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