投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

約束のピンキーリング
【女性向け 官能小説】

約束のピンキーリングの最初へ 約束のピンキーリング 29 約束のピンキーリング 31 約束のピンキーリングの最後へ

-2


結婚観だって、結婚したい年齢だって
相手に求めるものだって、きっと違う。

結婚に焦っていない男と
結婚に焦っている女。

恋愛を1から初めて、
好きになって、慣れ合って。
居心地が良くなるまでの恋愛は楽しい事ばかりじゃない。

「結婚したい」と思える相手を見つけて
結婚を思い描くようになった頃、別れて傷付いて・・・

また1から恋愛を始める元気はもう私にはない。

本気な恋ほど、立ち直りも遅くなってる。

仕事を一生懸命頑張って来て。
やっと好きな仕事を思い切り出来るポジションに近づいて。

楽しくなってきたのに、それはイコール社歴が長くなることで
年齢を重ねることだ。

1つの恋愛を軽い気持ちで出来なくなってる。

1つ1つ、年を重ねるごとに、仕事で生き生きする気持ちに反比例するように
恋には臆病になって行く。

次の恋で結婚したい女と
次の恋も恋の1つにすぎない男。

2人の想いは平行線で、まじりあうことはないように思う。

こんな事、岡本主任に言ったら
「臆病だな」って笑うんだろうか・・・

「んなもん、付き合ってみねーと分かんないだろう」
って笑うんだろうか・・・

正論なんだけど。
正論なんだけど。

この気持ちは30を過ぎた女にしか分からない。




約束のピンキーリングの最初へ 約束のピンキーリング 29 約束のピンキーリング 31 約束のピンキーリングの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前