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約束のピンキーリング
【女性向け 官能小説】

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「それにもう武田さんに付き合ってるって思われただろ?」
「・・・」
「まずいだろ?」
「まずいですね・・・」

顔を突き合わせ、内緒話をするように話だす。

「秘書課の女の子が、プロジェクトの担当者とセックスしちゃったらまずいよな?」
「それはサイコーにまずい!」
「だろ〜。俺でもわかるよ」
「そうよね・・・秘書課以外の人でもわかるなら本当にまずいよね」

神妙な顔をしてまずいと連呼する私に、岡本さんは楽しそうで

「しかも、逆セクハラだぞ?」
「・・・」

「本気で付き合えば『セクハラ』じゃなくなるけど?」
「嫌です」
「なんで?気持ち良くなかった?」
「覚えてません」
「もう1回する?」
「・・・・」

「あのね?冗談言ってる場合じゃないの」
「うん」

「本気で結婚前提の合コンがしたいのよ!」
「俺じゃダメなの?」

何言ってんの。
28歳なんかまだまだ結婚なんかする気がないくせに!

私は岡本主任の真剣な顔に笑いだした。

「社内はイヤ」
「セックスの相性は大事だぜ?」

「確かにね〜」

私は笑い転げた。




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