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約束のピンキーリング
【女性向け 官能小説】

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いくら考えても、そこから先の記憶がない。

けど、ここはどう見てもホテルで
隣できれいな顔で寝ているのは紛れもなく岡本主任。

なんで?どうして!

もちろん着衣はなく・・・やっちゃった?

小さくパニックになっていたら、岡本主任が目を覚ました。

「おはよ」
「おはようございます」
「ん」

私やっちゃった?
やっちゃったの?

私の不安そうな顔を見て岡本主任が優しく笑った。
「俺、襲われたんだけど」
「え!!!!」

岡本主任が発した言葉は予想だにしなかった言葉で。

「中村さん酒癖悪いね〜」
「・・・」
「店を出ても散々、前の男の愚痴を言って」
「・・・・」

「俺、お持ち帰り『されたの』初めて」
「・・・」
岡本主任は楽しそうで

「これってセクハラじゃない?」
「え!」
「逆セクハラって言うんだよな」
「・・・」

「先週セクハラについてのコンプライアンスガイドが社内で配られたばかりなのになぁ〜」

え?え?え?
私が無理やりココに連れ込んだって事?
えっ。うそ!

岡本主任は寝起きのくせに意地悪でカッコ良くて。




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