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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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油断-8

翌日、長嶋由佳と言う美白美人と食事を終え高級外車でマンションに帰って来た広徳。車を降り由佳の肩を抱き寄せながら歩き出したその時、目の前に1人の女性が現れた。

「高島広徳さん?」
女は威風堂々と余裕の笑みを浮かべて広徳を見つめていた。一瞬驚いた表情を浮かべたが、すぐに落ちつき払った笑みを浮かべた広徳は、その女が誰だか分かったようだ。
「これはこれは…まさかあなたのような方に僕なんかがお目にかかれる日が来るとは思いませんでしたよ、上原若菜さん…♪」
若菜はニコッと笑う。
「一目置いていただいてて光栄だわ♪」
そこにはただの男慣れした女の余裕とは比べものにならない程のオーラを感じられる。連れの由佳は怪訝そうな顔をして若菜を睨みつける。
「ねぇ、誰よこの女!?」
敵対心剥き出しだ。恐らく今まで男達に持て囃され、女王様気取りで生きてきたのであろう。その姿は若菜にとっては安っぽいプライドに見えてしまう。
「由佳、悪いが今日は帰ってくれ。この人と大事な話があるんだ。」
由佳はプライドを傷つけられた気分になる。
「今日は私が約束してた日でしょ!?私だって忙しいの!次いつ会えるか分からないよ!?」
物凄い剣幕で広徳に詰め寄る。
「…、じゃあもう一生会わなくてもいいよ?俺は。」
広徳は全く動じずにサラリとそう言ってのける。動揺したのは由佳の方であった。
「ち、ちょっと待ってよ…」
一気に焦りと不安が入り混じった表情に変わる。広徳は目だけ笑っていない笑みを浮かべて由佳に言った。
「明日、予定開けなよ。明日。」
言いたい言葉を飲み込むような姿を見せた後、悔し紛れに由佳は言った。
「しょうがないわね…。明日の予定キャンセルする。だから明日は必ず…」
そう言った瞬間、分かってるよ、と言って広徳は由佳の唇を熱く奪った。

「フフッ…(見せつけてくれるわね…)」
2人に聞こえない程微かに笑い声を零した若菜。全く動揺せずにそのままその熱いキスを見つめていた。
「じゃあ悪いが明日、な?」
そう言ってタクシー代を渡す。
「分かったわよ…」
そう言った由佳を見て思う若菜。
(あらあら、あんなに目をトロ〜ンてさせちゃって。若いわねぇ♪)
帰り際にキッと睨めつけて来た由佳に右手でバイバイと言う仕草で応えた若菜。由佳はフンっと言わんばかりに振り向き去って行った。

「お楽しみ奪っちゃって悪いわね?」
「フフッ、もしかしたらあなたがもっと楽しい夜を過ごさせてくれるかも知れませんし、ねっ?」
「私がその気になったら、お楽しみどころか地獄よ?」
「フフッ、その地獄、味わってみたいなぁ。じゃあ行きますか。」
「ええ。」
若菜は広徳の脇を歩きマンションの中へと入って行くのであった。


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