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リンの未来
【調教 官能小説】

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3.バスルームにて-1

3.バスルームにて

(すごい……)
 シュゥに言われるままドアを開けたリンは目を見張った。
 リンに、と言うより貧困層には湯を使うという習慣はない、木に吊るした一斗缶に水を入れて流れ落ちる水で身体を流す程度、そんな簡易きわまる『シャワー室』を外部から遮断するのは大抵切れかけた工事用のブルーシートだ。
 それに引き換え、この浴室はリンが暮らしていた家ほどの広さがあり、3〜4人は一度に入れそうな浴槽にはなみなみと湯が張られ、ジャグジーの泡が勢い良く噴射している。
 立ち尽くしているとぽんと肩を叩かれた、見れば全裸のシュゥが立っている。
 服の上からではわからなかったが、細身に関わらず筋肉質の締まった体つき。
 思わず股間に目が行くが、慌てて逸らした。
「まずは身体を洗おうか」
 シャワーを掛けられたが、シャワーも冷たい水ではなく湯、しかも村ではピチャピチャと身体を水で濡らして拭き取る程度だったが、たっぷりと湯を掛けられる。
 そしてシュゥは良い香りのするボディシャンプーを手にとって泡立てるとリンの身体に、髪に擦り付け泡立て始めた。
 初対面の男に身体を撫で回されているのだ、恥ずかしくない筈がない、しかしシュゥは自分の所有者だ、身を委ねるしかない、しかもシュゥの所作はソフトではあったが有無を言わせない見えない力が籠っている気がして、リンはされるがままに立ち尽くしていた。
 一通りリンに泡を塗りつける終えると、シュゥの掌と指はリンの身体の敏感な部分を探り始める、首、うなじ、背中、肩……そして胸へ。
「あ……」
 乳首を指の間に挟むようにして刺激されると思わず声が漏れた、シュゥの指先は繊細に動き、力加減も絶妙……掌でふくらみを揉みしだきながら指で乳首を転がすような愛撫されるとリンの息遣いは荒くなり、膝がガクガクと震える……とシュゥはリンの身体に腕を廻し、更に掌を腹から尻、太腿へと滑らせて行く。
 内腿を撫で回されるとリンの息遣いは更に荒くなる、残るはあそこしかないのだ。
 知らず知らずのうちに脚に力が入り、腿をぴったりと閉じようとするが、それを開けとばかりにシュゥの手に力がこもると、リンは素直に従った。
「はうっ……」
 そこに指を挿れられるのはシュゥの部屋に続いて二度目、だが身体を撫で回されて気持が高まっていたのだろう、リンの身体には電気が走ったようになり、思わず声が漏れて膝から力が抜けるとシュゥに抱きとめられた。
「感度は申し分ないな」
 そう言うと、シュゥはリンの背後に回り、左腕を腋に差し入れて胸に絡めてぐっと持上げる、リンの両脚は床から離れ力なく垂れ下がるが、シュゥの右手中指がクリトリスを捉えると思わず跳ね上がってしまう、更に人差し指と薬指がラヴィアへの刺激も加えられると宙に浮いた脚は足がかりになるものを求めて足掻く。
「はぁぁぁぁぁ……」
 リンの脚が再び垂れ下がった、逝ったのだ。
 シュゥはその反応に充分に満足した、愛撫に対する反応は期待以上で申し分ない。
 だが浴室でもう一つ確かめたいことがある、シュゥはシャワーで泡を流してやりながら言った。
「今度は私の番だ、ボディシャンプーを手にとって洗ってくれ」
 リンは言われたとおりにボディシャンプーを泡立て、シュゥの背後に回った、前からだとどうしてもペニスが目に入る。
 シュゥは黙って立ち、洗われるに任せていたが、リンが触れなかった部分がある。
「前に回ってペニスもだ」
 リンは前に回るが目は伏せたまま、シュゥはそれを咎めなかったが、洗い終わるとトドメの言葉を発する。
「これをしゃぶりなさい」
 リンはフェラチオと言う言葉を知らなかった、もちろん男女の間でそんなことが行われることも……。
「どうした?」
 しかし、そう言われると言われた通りにしないわけには行かない。
 リンは膝をついてシュゥのペニスを手に取る、するとそれはついさっきまでのモノとは違っていた、まだ半分ほどだが勃起していたのだ。
「できないのか?」
 躊躇していたリンだが、そう言われては従わないわけに行かない、いきなりしゃぶる事は出来ないまでも先端に舌を這わせる。
「うん、なかなか良いぞ」
 シュゥはそれ以上を要求せずにリンに任せて仁王立ちしている。
 命令はそれをしゃぶること、リンはカリのところまでなんとか口に含む。
「そのまま先端に舌を」
 そのくらいの命令なら何とかできる……しかしリンは目を見張った、半勃ちだったペニスがムクムクと大きく固くなってきたのだ。
「見るのは初めてか?」
 リンは頷いた、父親の平時のペニスなら見たことがあるし、村の少年たちや弟たちのものなら勃起したのを見たこともある、だが勃起した大人のペニスは初めて見る。
 自分が何のために売られてきたのかは知っている、予想外の展開にはなっているが、シュゥはセックスするために自分を屋敷に置くと言っているのもわかっている、しかし、こんな大きなモノが自分の中に入るとは思えない……。


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