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リンの未来
【調教 官能小説】

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2.娼館の主、シュゥの屋敷-2


 リンは理想的だ。
 シュゥは少女にしか興味を持てないわけではない、成熟した女体の魅力も良く知っているし、熟れきった女体が放つ甘い香りにも魅力を感じる、その意味ではロリコンではない。
 独り身の彼は特に好みの女が手に入ると、その身体を味わいつくすまで自分の性玩具として手元に置いて来た。
 二代前の女は14歳の少女・マヒナだった
 マヒナも小柄で、みっちりと包み込んでぎゅっと締め付けて来る具合の良さは格別だったが、いかんせん感度が低く、セックスそのものが嫌いないようで面白みに欠け、直に娼館へと送ってしまった。
 その反動もあって次は30代半ばの熟れた女・マヤを手元に置いた、感度は申し分なく、抱いている時の痴態には満足していたが、14歳の膣を知っているだけに締め付けが物足りなかった。
 目の前の少女は14歳より更に幼い11歳、挿入した指はマヒナよりもはっきりと締め付けられた、そして乳首やクリトリスへの愛撫で膣を濡らした、相当に緊張している様子が伺えるのにも関わらずだ、同じことをしても体を強張らせるだけだったマヒナとは明らかに違い、むしろマヤに近い。
(締め付けも感度も申し分ないな、この娘は客の悦びだけに饗するのは惜しい)
 リンのような幼い娘の処女は特に高く売れる、それを目当てにやってくる先進国からの『観光客』も少なくないのだ、11歳ならアメリカドルで5〜600ドルが相場だが、リンほどに容姿が整っていれば1,000ドルでも売れるだろう、この国の末端労働者の平均年収の数倍に当たる額だ、それでも特別な性癖を持つ男たちは喜んで支払うだろう。
 それを自分のものにするのは娼館経営の上では損失ではある、しかし劣情に任せて乱暴に処女を奪ったら、この娘が持つせっかくの感度の良さは充分には開発されない恐れがあることもまた事実。
 ロリータ娘を買える国はそうそうない、それはこの国のセックス産業の隠れた目玉だ、だが、ただ横たわって男が早く終わってくれるのを待つばかりの少女を抱いても面白みは薄い、小さな体で大人のペニスを受け入れて悶えてこそのロリータだ。  
 この娘は上手く育てれば世界中から集まるロリータ好きに満足を与え、リピート客を呼び込んでくれるようになるかもしれない、一度破ってしまえばそれまでの処女膜の価値よりもそちらの方がより望ましいのではないか、マヒナの時はあまり上手くは行かなかったが今回はもっと上手くやれるはずだ……。
 シュゥはそう決めて業者に振り向いた。
「この娘は娼館に連れて行かなくても良いぞ、この屋敷に置くことにする」
「承知しました」
「……」
 シュゥの頭の中を伺うことが出来ないリンにとって、それは意外な展開、しかももちろんそれは悪い方にではない。
 このまま親代わりになってくれるということではないことくらいはわかっている、つまりは自分用の玩具にすることにしたと言う事に過ぎないのだろう。
 だが、娼館に連れて行かれて毎日毎日何人もの見知らぬ男に抱かれるよりはずっとマシなように思えた。
 リンに知っている事を全て語って絶望の涙を流していたマヤの顔が頭をよぎる……。
「ご苦労だった」
 シュゥが金を渡すと業者は丁寧に礼を言って出て行った。
 部屋に残されたのは丸裸のリンと、シュゥの二人。
「さて、風呂の準備が出来ている、先に入っていなさい、私も後から行く」
 シュゥは一枚のドアを指差した。


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