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人妻強制自慰 彷徨う濡れ指
【熟女/人妻 官能小説】

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自慰を迫る夫-1

「毎日催促されてるんだよ、由紀子。いつになったら奥さんのオナニーを見せてくれるんだ、って」
 帰宅早々、鞄も置かないうちに正則は由紀子に詰め寄った。
「あなたは何とお答えになってらっしゃるの?」
「近いうちに必ず、って」
 由紀子の顔には失望の色が浮かんでいる。 自分の仕事や将来なんかより君の方が大切だ、君に恥ずかしい思いをさせるぐらいなら、なんだって捨てられる。
 そんな風に言ってもらえるのではないかと淡い期待を抱いていたのだ。
「決心してくれたかい?」
 正則の言葉が追い打ちをかける。
 由紀子はふと思った。果たしてのこの人に、死ぬほど恥ずかしい思いをしてまで助ける価値があるのだろうか、と。
「もう少し時間をいただけないかしら。簡単に決められる事ではありませんから」
 由紀子がそう言うと、正則の顔に明らかな苛立ちが走った。
「君は、僕が今どれだけの窮状にあるか分かっているのかい? 僕が失業すれば、君だって今までのような生活は出来なくなるんだぞ」
「分かっています、分かっていますよ正則さん。私に出来ることならあなたを救いたい」「だったら……」
「でも、あなたにも分かって欲しいんです。私が今求められているのがどれだけ耐え難い事であるのかを」
「それはそうかもしれないが。何も目の前でして見せろなんて太田副社長は言ってないじゃないか。いつものようにしながらビデオを回すだけでいいんだ。簡単だろ?」
「い、いつものように、ですか?」
 つい最近まで一度も自慰をしたことが無かった由紀子を、その言葉は薔薇の刺の様に鋭く深く傷付けた。
「なあ、頼むよ、由紀子」
 正則は、由紀子の肩に手を置いて顔を覗き込んだ。由紀子は俯くばかりで答えない。
「あ、そうだ、君にだけ恥ずかしい思いはさせないよ。さあ、これを好きにしなさい」
 自分のスラックスの股間を視線で示す正則に、由紀子は得も言われぬ感情を抱いたが、何も言わずに彼のベルトに手を掛けた。
 正則は、由紀子と交わるときは必ず口と手を使わせた。最初の頃こそわけが分からなかった由紀子だが、元々器用な彼女はすぐに正則を悦ばせられるようになった。
 大好きで大切な正則が自分の口で悦んでくれる事に由紀子は幸せを感じていたものだ。 だが今日は違う。思いっきり虐めて乱れ狂わせ、恥ずかしい思いをさせてやりたい気持ちでいっぱいだった。
「失礼します」
 そう言ってベルトを解き、ホックを外してファスナーを下げた。正則の肉根(にくこん)は既にボクサーブリーフ突き破らんばかりの状態になっていた。
 由紀子はブリーフの上からそれを指先でツーっとなぞった。
「お、おお……」
 そのムズムズする感触に正則は背中を丸め、目を閉じた。
 由紀子は何度も肉根に指を走らせた。その度に正則の下腹部はジンジンと疼き、彼は身を捩る。
 しかし、由紀子は先端には触れない。正則がそれを望んでいるのを分かっていて、わざと避けているのだ。焦らせば焦らすほど、その後の彼の反応が大きくなるということを彼女は経験的に知っていた。
 正則は切なげに眉根を寄せ、呼吸を荒くし始めた。
「由紀子、もういいだろ? さあ」
 ガマンしきれなくなって軽く腰を突き出した正則のブリーフを由紀子がペロリと捲ると、カチカチに硬くなった正則の肉の棒がボロンと飛び出した。由紀子は他に知らないので分からなかったが、それはけっこう大きい方だ。
 股間にぶら下がったシワシワの皮の袋の上からズンと突き出しグイっと反り返って由紀子を睨んでいるそれは、浮かび上がった静脈の動きに合わせてドクンドクンと脈打っている。
 どちらかというと色白の正則にしては軸部分の肌は浅黒く、焦らされて膨れ上がってしまった頭部に至っては赤黒いとさえ言える。 頭部はプリっと剥けてしっかりと傘が開いており、軸との結合部分の括れは大きく切れ込んでいて引っ掛かりがよさそうだ。
 正則が無言で肉根を突き出した。由紀子はペタンと正座し、その根元あたりを左手で握りしめた。
 ギューっと締まってくる感覚に、正則は思わず頬を緩めた。今夜も楽しめそうだ。
 由紀子の湿った舌が伸びてくる。小さく首を傾げ、上目遣いに正則を見上げながら。
 いつもならそこで裏スジを舐め上げ、頭部に舌を這わせてパックリと咥えるのだが、由紀子はなぜか動きを止めた。
「何? どうしたの?」
 正則は不満を隠さない声でそう言った。彼のその部分はもう、期待ではち切れそうになっていたのだから無理もない。
「いえ、何でもありません」
 由紀子はそっけなく答えた。そして改めて舌を出すと、正則の裏スジに軽く触れさせ、ツーっと舐め上げた。
「おお……」
 正則の根元にジーンと快感が走った。そしてそれは、新たな快感への渇望を生んだ。由紀子はそれに応えた。
 裏スジだけでなく、後頭部も傘の裏側も、丹念に丁寧に舌を這わせていった。
「いいぞ由紀子。さあ、咥えてくれ」


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