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人妻強制自慰 彷徨う濡れ指
【熟女/人妻 官能小説】

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自慰を迫る夫-2

 由紀子はいったん正則から体を離し、両手で彼の肉根を握り直し、たっぷりと唾液で潤った口でむしゃぶりついた。
「お、おお……」
 先端部分のあちらからもこちらからも、予測不能の位置と強さと種類の快感が、ジン、ジン、と響き、正則の腰は捩れ、跳ね、突き出されてガクンと引かれた。
「く……もっと、もっとだ、強く吸いながらしゃぶれ」
 由紀子は素直にその言葉に従った。
 ジュル、チュバ、ブチュル……。
 由紀子の口が湿った音を立てる度、正則の眉根は強く寄り、その身は震え、口は半開きになっていった。
「ぐぉ、で、で、で……」
 由紀子は上目遣いに正則を見上げながら、強く吸い付き、首を縦に振って唇で肉根の頭部をしごき上げた。
「で、で、出る……」
 由紀子が握りしめている肉の棒がグーっと膨張を始めた。袋の奥深くでジューンと白い快感が目覚め、それが充填されているのだ。そしてそれはやがて臨界を迎え、一気に先端へと向かって迸った。
「んはっ……」
 由紀子は避けなかった。正則の濁流の全てを口の中に受け止め、ゴクリと飲み下した。「ふう……」
 事を成した正則は心地よい疲労感をその顔に浮かべ、シャワーを浴びてさっさとベッドに入った。
 由紀子は脱ぎ散らかされた正則の服を拾い集めて片づけ、自分もシャワーをし、スヤスヤと寝息を立て始めた彼の隣で布団を被った。
「勝手なものね」
 その呟きは正則の耳には届いていない。
「一人でするだけでも恥ずかしくて怖くてたまらないのに、それを他人に見せろだなんて」
 布団の中で、由紀子はピンクのレースのネグリジェの裾をたくし上げ、同色のパンティを音がしないように慎重にずり下ろしていった。
「こんなことは、一人でひっそりとするものよ」
 太腿の内側をスーっとなぞった指先が、秘めやかな茂みを捉えた。
「誰にも見られたくなんかないの」
 指先が秘肉の谷間に沈んだ。そこはもうどうしようもない程にぬかるんでいた。
「女の恥ずかしい部分を自分で弄くり回して欲情を満たしているところなんて、誰が見られたいものですか」
 指は谷間を蛇行しながら何往復もしている。あまり足を開いていないのでそこは口を開いていない。そのことが余計に指を強く桜色の柔肉で挟み込むことになり、より強い快感を紡ぎだしていく。谷間に響かせる結果となっている。
「だから私は、一人でするの。誰にも見られずに、誰にも知られずに」
 すっかり膨らんでしまった肉の蕾に指先が触れた。
「う……」
 うっかり声を漏らしてしまった由紀子は息を殺して正則の方を窺ったが、彼はピクリとも動かずに熟睡している。
 由紀子の指が動きを再開した。
 慎重に、慎重に、声を漏らしてしまわないギリギリの強さで肉の蕾の周囲に指先をグルリグルリと巡らせるうち、そこはすっかり皮の衣を脱ぎ捨ててぷっくりと浮き上がってしまった。
「あなたに可愛がってもらう以外、どんなに悶々としてもどうすることも出来なかった私だけど、あなたのおかげでこうして自分で処理する術を身に着けたの。皮肉なものね」
 最高に感度が上がってしまった蕾を丁寧に注意深く撫でまわす由紀子。声はもう漏らさないし、衣擦れの音さえさせないで、一人秘かに駆け上っていく。
「おやすみなさい、あなた」
 下腹部の奥に迸る灼熱の快感に身を焼かれ、ややもすれば流されてしまいそうになりながらも、歯を食いしばり、ギュっと目を閉じて、その全てが浮遊するような悦楽をやり過ごした由紀子は、正則にゴロリと背を向けて眠りに落ちた。


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