第八話-1
「ひいっ…ああー…あっあっああー! いやっ、いやぁぁー!」
彼女は時に身体をのけぞらせたりして、狂おしく叫びながら、身体の中へ二本目の浣腸を受け入れていく。
「おいおい、じっとしてないと、うまく入らないじゃないか…。」
そう言いながらピストンを押していると、少し手ごたえが感じられた。
「もうそろそろ満腹かな…。でも、頑張って飲み込むんだぞ。」
しきりに動かす体に手を焼きつつ入れた二本目で、彼女の腸内は液体でほぼ満たされたようだ。
そして、理性を忘れたかのように、懸命に身をよじらせ、髪を振り乱している。
「あっ…あっあっあー…。く…苦しい…。」
「も、もうダメ…。」
苦悶の言葉が、前にも増して口から洩れる。
「なんだ、ちゃんと入るじゃない。ま、これだけ立派なお尻なんだ、これくらいは軽いよね。」
一本注入した後よりもさらに息を荒げて、肩で大きく息をしながら苦しむ彼女を嘲りつつ、顔色をうかがってみた。
見ると、苦悶に乱れた表情を隠すことなく露わにしている。
僕は、そんなその顔がよく見えるように、振り乱した髪を後ろにたくし上げて、顎を持って首を上にもたげた。
「フフ…。素敵な顔だね。」
苦痛と便意を必死にこらえて、美貌を歪めたお嬢様の顔は、たまらなく美しい。
そして、この苦しみからなんとか解放されようと、その美しい表情で哀願する。
「お、お願い…お願い、このロープほどいて…トイレ、トイレに行かせて…。」
「もう少し我慢しなよ。優等生の君ならできるだろ?」
「ダ、ダメ…。もうダメです。トイレに…。は、早く!」
突き放しても、諦めずに催促する彼女。
そこへ意地悪く聞いてやった。
「そんなにトイレに行きたいのか。行って何するの?」
それは、こんな美女にとっては口にするのも恥ずかしい行為。
当然のごとく、彼女はためらいながら、こう苦し気に答えた。
「お、大きい方、したい…の…。」