二人の時間-3
ホテルの電話に起こされたのは朝七時だった。天気は快晴らしい。今日は土曜日だった。私は英語で昨日と同じことをフロントに伝えた。
バスケットを携えて入ってきたリディヤは、朝食だと言ったが、男の目覚めの印に気がつくと
「おはよう!」
と笑い、私のズボンを引き下ろした。
「あたしのパンツ! 穿けるのね。でもこんなに飛び出ちゃってる!」
「それは違うんだ。」
「何が違うの?」
ベッドに押し倒されたと思ったら、リディヤが尻を私の顔に乗せてきた。裸の尻だった。
女の子のにおいに包まれたその目の前で、精巧なほど美しい不潔な割れ目が見る間に濡れていく。リディヤはまた睾丸を口へ入れた。
結局、午前中は昨日より長く一つになって過ごした。最後に尻を少女は差し出して、奥まで吹き込んでと指図した。
一緒にシャワーを浴び、リディヤの持ってきた朝食を二人で食べたあと、私達は出かけることにした。言葉に不安のある私だったが、リディヤは気にしていないようだった。
フロントには関係を一切疑われなかった。私は、裕福には見えない程度に小綺麗な服装をしていたし、鬱のお蔭で表情にも変化があまりなかったのだろう。何よりフロントの男性に優しい目をさせたのは、リディヤが私の手を引いて先に歩いたことだったろう。
賑やかな場所を私は好まなかった。そのくせ、私は自分でデパートを見つけると、リディヤを連れて入っていった。
「欲しいもの、買ってあげるよ。」
言いながら、大人にはこんな事しか言えないものなのだと苦笑した。
「別にないけど。ああ、パンツがなくなってきた。」
「ごめんね。僕のせいだね。お金渡すから、自分で買ってきて。僕と行ったら変だろう?」
「なんで? どうせ後からハジメの物になるんだよ。ハジメの好きなの、選んでよ。」
リディヤはけらけら笑った。