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俺は他人棒
【熟女/人妻 官能小説】

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富樫奈穂子(36)-1

 俺、寿亮介はフリーター暮らし。
 現状、ケーキ屋と定食屋、それに派遣会社から回される単発仕事で生活の糧を得ている。
 自分のペースを大事にするのがモットーで、働くときは働くがオフの時間もきっちり作る。
 しかしオフを楽しむためには、そのための資本を十分に蓄えておかなければならず、周期的に「ガッツリ働く」日々が巡ってくる。
 そんな連勤週間、最終日を派遣の深夜棚卸作業で終えた俺は、眠い眼をこすりながら早朝のメトロに乗ろうとしていた。
 勤務地近くのカフェで一服して行こうかとも思ったが、下手に時間を潰すと通勤通学のラッシュにぶつかる可能性もあった。始発近い空いた車両に乗って帰り、さっさと寝るのが得策だ。
 エスカレーターを昇る俺は、すぐ上段に立つ女の尻を眺め、股間が熱くなるのを感じた。
 疲れマラというやつだ。疲労がピークに達しているとき、種の生存本能が生殖器をビンビンの臨戦態勢にする。
 実際、その女の尻は魅力的だった。
 身体のラインにフィットした細身のデニムということもあり、ムチッとしたボリューム感は手に取る如く分かる。
 かなり身長が高い。視線を上にやると、お高そうな毛皮のショートコート、洒落たベレー帽をかぶった横顔が見えた。
 モデルさんか何かだろうか。一瞬そう思ったが、
(待てよ、この女、どっかで……)
 顔に見憶えがあった。
 美人データベースとさえ言える俺の脳は、いい女とあれば顔と名前をすぐに記憶し、忘れることがない。
 頭の中で検索をかけると、すぐに結果はヒットする。
 ──そうだ。富樫奈穂子。
 ネットでコアなファンが多いという美人ジャズピアニスト。
 俺が知ったのは、低予算のアクション映画にちょっとだけ出演していたためだった。
 もちろん女優としてではない。ナイトクラブの場面で、本職のピアノを披露していただけなのだが、肩出しドレスを纏った富樫奈穂子はその映画の中で最も光り輝いていた。
 エンドロールで名前をインプットし、すぐに検索し動画サイトに多数アップされている演奏風景もチェックした。
 上手いのはもちろんだが、実に楽しんで演奏しているのが見て取れて、その表情、仕草の全てがチャーミングだった。
 年齢は三十六歳、実業家と結婚しており、子供はいない。スリーサイズは公表されていないが俺の目算では上から九十三、六十、九十。実物を前にして、誤差はプラスマイナス一〜二センチ程度だろうと確信した。
 楽しんで生きる主義の俺から見て、本当に楽しそうな演奏スタイルの彼女は魅力たっぷりで、見ているだけでも「惚れて」しまう対象だった。
 スタイルがよく長身で、ベリーショートの髪型も手伝って小顔が際立つ八頭身美女。
 深夜仕事のおかげで直に拝見する機会に恵まれたとは、何たるツキか。
 帰ってから幸せ気分で寝られる(もちろん二、三発ほど彼女をオカズに抜いてから)と、テンション上がりまくりで眠気が薄らぐ俺だった。


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