第4話 茶髪女子高生への過剰サービス-8
その様をずっと見続けていた明美と孝子は、既に涎《よだれ》を滝のように、ポタポタポタポタと零しまくっていた。依存と服従の対象だった摩耶が、目の前で完全崩壊を遂げているのだ。彼女達の理性も、消滅しかかっている。
レズクンニで20回以上の絶頂を味わわされた後、再び摩耶は、陽子とディープなレズキスを寿いだ。彼女自身の愛液をたっぷりと纏った陽子の舌を、摩耶は口いっぱいに含み、吸った。首を前後にゆすって、陽子の舌を口内でピストンさせた。ベロフェラだった。
「気持ち良かったでしょ?」
キスを終え、顔を少し離した陽子は尋ねる。落ち着いた声と包容力に満ちた笑顔。
「うん。」
大きく頷きながら、甘えた上目遣いの摩耶が答えた。
「私のオッパイ、吸ってくれる。」
「うん。」
更に大きく頷き、その事への同意と喜びを表現する摩耶。オッパイを吸いたくて吸いたくて、たまらない気持ちといった表情だ。
レズクンニの間に胸をはだけていたのか、陽子の乳房の露出は、実に速やかだった。たっぷりとした重量感の豊満な陽子の乳房が、ボヨンと波打ちながら飛び出して来た。一瞬、圧倒されたように摩耶はのけ反った。陽子の乳房の強烈な躍動感が、圧力を伴って摩耶を突き飛ばしたかの如くだ。
「うわぁっ!おっきぃー!」
感嘆の言葉を漏らした摩耶は、とりつかれたかのようにその先端の突起物に吸い付いた。
チュウチュウ、チュウチュウ、チュウチュウ・・・
一心不乱に吸い続けた。吸引に伴う頬の動きを見ると、本当に母乳が搾り出されているのかと思える。レズプレイというよりも、赤ちゃんがオッパイを飲んでいると思った方が良いような吸いっぷりだ。
摩耶は、完全に退行していた。心がすっかり赤ん坊へと時間を逆行した状態になっていた。赤子が母に甘える勢いで、摩耶は陽子に甘えたかったのだ。甘えたな気持ちの裏返しでしかない悪ぶった態度が崩れてみると、そこには赤ん坊と同等に甘えん坊な、幼い少女しかいなかった。
母乳が出るはずは無いが、摩耶の精神は、母乳を飲んでいる感覚を味わっていた。ふっくらとした乳房に鼻先を埋め、唇にも乳房の弾力を感じ、コリコリの乳首が口腔内に突入している感触も実感している。腕で陽子の腰回りを抱き寄せ、しがみつくようにして、摩耶は陽子の乳を吸い続けた。
「摩耶ちゃん、私の奴隷に、なってくれる?」
陽子の問いかけに、乳房を吸いながらキョトンとした視線を、一瞬陽子に投げかけた摩耶だったが、乳首を口から離さずに小さく頷いた。言葉の内容は十分に飲み込めていなくても、もう陽子の言葉に、何一つ逆らうつもりなど摩耶には無いのだった。
「私の指示には、どんなことでも従ってね。」
「うん。」
乳首を吸引しつつ、摩耶は答え、頷く。
「どんなに恥ずかしい事でも、どんなにびっくりするような事でも、何でも言う通りにしてね。」
「うん。」
奴隷になることの意味が、ようやく摩耶に理解されて来た。そして、摩耶は思った。是非、陽子の奴隷に成りたいと。
「じゃあ、こっちに来て。」
5分程乳を吸わせた後、陽子は服を整え、摩耶の腕を引っ張って立ち上がらせた。
「あなた達は、ここでオナニーでもしてて。」
明美と孝子に向けて、陽子は告げる。2人は戸惑った眼で陽子を見上げた。
「ほら、ここを、こうして。」
陽子は、明美と孝子の手を取り、それを股間にあてがい、指を割れ目に沿わせた。摩耶の痴態を見せつけられ、相当に敏感になっていたそこに己の指が触れた瞬間に、2人はその指を自ら動かし、股間への刺激を開始した。快感を求める衝動を、彼女達は抑える事が出来なかった。
服用タイプの媚薬が作用している事も、原因の一つだ。思考力が鈍り、理性が低下し、本能や衝動を抑えにくくなるのが、この媚薬の効果だ。その上に、摩耶と同じ快感を味わいたい気持ちが加われば、最早《もはや》彼女達のオナニーを留めるものは無かった。
明美と孝子の視線が遠くを彷徨い、理性の消失を告げると、2人は渾身のオナニーで快感を貪る状態へと陥ちて行った。すっかり脱力して座席の背もたれに体重を預け、天井を眺める姿勢で、リズミカルに手を動かして股間を刺激している。見るも愛くるしい、少女2人のオナニーシーンが展開された。
陽子はそんな2人を残し、摩耶の手を引いて、列車の通路を歩き下って行った。
ワゴンはそのままそこに残して行った。少し角度を変えたので、明美と孝子が映るようになっている。ワゴンに仕込まれた少し低い位置から捕えるカメラには、2人の指がスカートの上から股間の割れ目をなぞっている様子が、克明に映っているのだった。
棚の上から見下ろす隠しカメラにも、2人のオナニーシーンは背後からではあるが、撮影されていた。遠隔操作でアングルを修正する事で、天井を見上げる角度の2人の女子高生の、快感に歪む表情を映像として捕えていた。