立花文恵(34)-12
文恵の意識から、再び悟さんは遠ざかっているようだった。
仰向けに寝かせた文恵にのしかかり、ネロネロと乳首を舌先でこねくり回し続けてゆうに二十分。片方だけを責め続けているため、もう一方も疼いて仕方ないはずだ。
「ビンビンになってるよ、文恵の乳首。俺のチンポに負けないくらい勃起してるね。左側も舐めて貰いたい?」
「あっ……あぁんっ……舐めてぇ……」
愛おしいものをかき抱くように、俺の頭へ両腕を回し引き寄せてくる文恵。
ご要望の反対側へ喰いつくと、いよいよ激しく文恵は悶えた。
腰が盛んにくねるのをみとめ、太腿のあたりに掌を這わせた。
「こっちもかなりムズムズしてんじゃない? 敏感だよね、文恵さんのスケベな身体……」
パンツはぐっしょりと淫汁を吸っていた。布地越しに、ビラビラがある辺りへ指先を押し当ててやると、面白いようにビクンと反応した。
「いじって欲しいでしょ、こっちも」
少し強めに乳首を吸い、音を立ててチュポッと離す。
「どうなの? いじられたいの?」
「んんっ……あぁんっ! 聞かないで……いじってよぉ……」
「いいけど、文恵さんの口からいやらしくお願いしてくれなきゃヤだな。おまんこいじって下さいって、俺にはっきり言ってよ」
「そんなこと……言えないよぉ……」
「言えないなら触ってやんない」
「やぁんっ……触ってよぉ……」
「なら言って。おまんこって言ってごらん?」
「おま……お、まん……んん〜っ、やっぱりダメぇ……」
相当その言葉を口にするのが恥ずかしいらしい。だが、言って貰わなければならない。
自身が抵抗を感じるはしたない言葉を、音にして発声することにより、その羞恥は最高潮に高まって弾けるのだ。
「触られたいんでしょ? 簡単だよ。おまんこって言うだけなんだから。ほら、おまんこ。おまんこ。お・ま・ん・こ!」
両手の指で乳首をクリクリと転がし、間近に顔の前で連呼した。
疼きが堪えがたいまでになっているのだろう、文恵の防壁は揺らぎに揺らいで、ついに決壊した。
「お……おまんこっ……」
初めは小さく、
「おまんこ触ってっ……おまんこいじって欲しいぃ〜……お願いっ、おまんこぉっ!」
やがて大声をあげて、淫らに懇願の叫びを繰り返した。