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俺は他人棒
【熟女/人妻 官能小説】

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立花文恵(34)-10

「文恵さんは、シャワー浴びちゃダメだよ」
 二人が待つリビングに全裸のまま踏み込んだ俺は、眼のやり場に困って「あたしもシャワー……」と逃げようとする文恵を引き止めた。
「えっ……!?」
 眼鏡の奥の瞳を真ん丸にする文恵。
「このまま寝室に移動しますけど、いいですね?」
 悟さんに尋ねた。
「ええ……しかし」
「文恵さんの、そのままの味を楽しみたいんです」
 股間に長大な塔をそそり立たせた姿で、やたらキリッと顔をキメて俺は言い放った。

 ベッドの前に椅子を置き、そこが悟さんの着くギャラリー席となった。
 たった一つの特等席に向け、俺と文恵が繰り広げる十八禁ショーの始まりである。
 開演に先立って、前口上が必要だろう。俺は文恵に耳打ちして悟さんへ向けてのスピーチを吹き込んだ。
「言える?」
 俺が伝えた卑猥極まる挨拶を、顔じゅう真っ赤にして反芻した文恵は、こくりと頷いた。
 膝立ちしている俺の股間に、這いつくばった文恵が顔を寄せた。
 可憐さの残るおっとり顔と、凶悪なギンギン勃起のツーショットを、悟さんはハンディカムで録画していた。性生活の参考とすべく記録したいとの意向だった。
 そんな映像のトップを飾る、文恵の語りである。
「あなた、ごめんね……今からこのおちんちんに、いっぱい気持ちよくされます」
「違うでしょ? おちんちんじゃなくて、チ・ン・ポ」
 厳しくダメ出し。
 人生で一度も言ったことがないであろう、はしたない単語を文恵の口から訂正させる。
「この……チ、チンポでっ……」
 恥じらう文恵の顔に、その実物をすりすり。柔らかい頬がへこむほど押しつけた。
「このチンポで、気持ちよくされるのぉ……」
 下品な言葉を吐く己に酔ったかのように、とろりと眼元を綻ばせる文恵だった。
 ペニスで眼鏡を弾き飛ばし、さらに激しく顔面を擦りながら、文恵が着ているクリーム色のワンピースをたくし上げてやった。
 ボリュームのある白い尻に、刺激的な紫のTバックが喰い込んでいた。
「エロい下着だなぁ。俺を喜ばせようと思ってこんなん穿いてくれたの?」
 臀部を撫で回し、もち肌の感触を堪能する。
「なるべくエッチなのにしようと思って……変かな……」
「変じゃないよ。文恵のムチムチしたいやらしいケツが引き立って最高だよ」
 俺は文恵を呼び捨てにして、まるで自分の女であるかのように扱った。
 配偶者たる悟さんがいる前なのに、他人棒の俺に占有されるのだぞという意識を植えつけ、文恵の意識を揺さぶりかけるのだ。
 さらにワンピースをめくった。火照って汗ばんだ背の肉を撫で上げていく。
 ラベンダー色のキャミソールをずらしていくと、ブラジャーが露出した。
「そんなに俺のチンポ気に入った? 自分から頬ずりしてるね。しゃぶりたいんじゃないの?」


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