B-16
「亜紀のここ……。エッチな匂いがする。」
ぷっくりした秘裂を両方の親指で左右に広げ、紅潮した中からは、糸を引くような白濁液が泉のように涌き出て、男の本能を昂らせる芳香を漂わせていた。
濃くなった恥毛といい、秘部全体が以前にない厭らしさを放ち、虫を引き寄せる花のように、甘い蜜で男を取り込もうとする。俺は本能の赴くままに、亜紀の秘部にむしゃぶり付いた。
「ああっ!……。ちょっと……。んんっ!……。がっつき過ぎよ。」
秘裂のひだに舌を這わせ、花弁の奥から溢れ出る愛液を啜り、指の腹で膣内の土手を押し上げて、剥き出しとなったクリ○リスに口唇をすぼめて吸いつく。
途端に亜紀は高い喘ぎ声を挙げ、身を捩らせた。
あの時は、さして感じなかった膣内の味は、二年半の歳月を経て、濃厚なとろみと酸味を感じさせた。
興奮が昂った亜紀は、口の中で亀頭を舐め回した後、ゆっくり喉の奥へと飲み込んでいく。
「ああっ!亜紀、もうダメだ。」
口唇をすぼませ、舌で上手にペ○スを圧迫し、ゆっくりと引き出された時、俺の我慢は限界に達し、亜紀の口の中で射精してしまった。
「ぐっ!……。んんっ!」
ずいぶんと久しぶりのせいか、四回、五回と射精を繰り返しているのが判る。その度に亜紀は眉間にシワを寄せ、俺の精液を口の中で受け止めている。
「んんっ……!」
ようやく、全てを出し尽くした瞬間、亜紀はペ○スを口唇から吐き出すと、慌ててベッドを飛び降り、バスルームへと駆け込んだ。
アクリル板に囲まれた透明なバスルームの向こうで、亜紀は口の中に溜まった精液を吐き出し、シャワーで洗い流した。
そんな姿を見せられた俺は、何となく寂しいものを感じた。
俺は、亜紀の愛液だって平気で飲み込んだし、仮に感じ過ぎてオシッコを漏らした秘部だって、亜紀のなら喜んで舐めれるのに。
「もう!出すなら出すって、言いなさいよ。」
「そんな言い方しなくったって。」
俺は亜紀を引き倒すと、今度は秘部に指を挿入した。
「──俺なら、亜紀のオシッコだって、平気だよ。」
人差し指と中指を花弁に挿れ、天井のひだを一つ々、指先の腹で何度もなぞっていく。やがて、中が熱くなるに従って、再び、亜紀の口から喘ぎ声を漏れ、指の動きに合わせて腰を振り出した。
「いやっ!……。腰が勝手に動いちゃう。ああっ!」
「亜紀。こっちを向いて。亜紀がイク時の顔を、俺に見せてよ。」
「あうっ!……。こ、この……。あんっ!……。変態和哉。」
指の動きが速まるに従い、亜紀は腰を押し付けて来た。
膣の中が指を締め付け、奥へ奥へと導くように動いている。やがて身体をがくがく震わせたかと思うと、次の瞬間、亜紀は白目を剥いて絶叫を挙げ、オシッコを漏らした。
久々に見た亜紀の絶頂は、あの頃と比べ物にならないほど動物的で、俺に、今までにないほどの興奮をもたらした。