③-15
「うっ……。んっ……。んんっ。」
亜紀の舌が、積極的に絡んでくる。その頬から耳たぶ、首筋に胸許に掛けて肌は赤く染まり、何よりも、目線が虚ろで、まるで酔っているみたいだ。
俺は、成長した乳房を揉み、固さを増した乳首を摘まんで、むちむちとした太腿から大きくなった尻、そしてくびれから背中と、全身を撫で上げて感触を楽しんだ。
「亜紀、感じてるんだね。身体が、熱くなっている。」
亜紀は、俺の言葉に答えず、いきなり、俺の首筋に舌を這わせて来た。
「ちょ、ちょっと！くすぐったいよ。」
俺の言葉に反応する事なく、亜紀は首筋から徐々に下がっていくと、乳首に吸いついた。
「あっ……。」
吸いつかれた時、身体の中を電気のようなものが走り、俺は無意識に声を漏らし、身を捩っていた。
「男の人でも、乳首って弱いんだね。」
「あ、亜紀……。うっ、ちょっと待って。」
俺は、亜紀の肩に手を掛け、振りほどこうと試みたものの、疼きが身体中を駆け巡る度に、全身は帯電器みたいに“快感”という電気を帯びて、鋭敏になっていった。
「和哉、どうする？未だ、続ける。」
完全に形成を逆転されて、俺は快感に身を委ねている。下から覗き見る上目遣いの目は、明らかに企みを含んだ、ずるさが見えた。
「ずるいよ、亜紀は……。これは、俺の役目なのに。」
「どっち？辞めるの。」
「もっと……。」
「もっとなあに？声が小さくて聞こえない。」
口にするだけで恥ずかしさが込み上げ、身体が熱くなる。そんな目に遇わされてるにも拘わらず、心の底では、更なる快感を欲して止まない俺がいた。
「もっと、舐めて……。最後までやってよ。」
亜紀は答えず、代わりに口唇が乳首から離れた。
さんざん舐められた為か、乳首の先端が膨れているのが判る。すると、今度は親指と人差し指の腹で挟み込み、更に刺激を与えてきた。
「くっ……。あ、亜紀……。待って。」
強弱を付けて乳首を引っ張られる度に、俺は声が漏れそうになるのを必死に堪えた。
その間、亜紀の舌は、みぞおちからヘソ、脇腹へと舐めていき、とうとう、そけい部を責め出した。
身体中を亜紀に舐められた中で、男である俺の身体が、ペ○ス以外も、女と変わらず敏感なんだと無理矢理に悟らされた事に、驚かされた。
「和哉の……。凄い匂いがしてる。」
二年半ぶりのセックスという期待でペ○スは最初から勃ちっ放し。その上、何度も々も快感を与えられた事で射精したい思いがずっと昂り続けた結果、透明な粘液が止めどなく溢れ出ていた。
「ダメだ……。今、挿れたら、すぐに出ちゃう。」
「だったら、一回、出しとこうか。」
そう言って俺に背を向けた亜紀は、四つん這いの体勢を取ると、勃起したペ○スに舌を這わせた。
俺の目の前に、亜紀の秘部が現れた。
あの時は、盛り上がった肉で、小さな“ワレメ”しか判らなかったのが、今は、紅潮した二枚の花弁やクリ○リスを隠す包皮まで見えている。