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俺は他人棒
【熟女/人妻 官能小説】

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真壁宏美(41)-7

 エロいことには感心が高くても、自分では冒険に踏み出せないタイプの人妻は大勢いる。
 事務所内のエッチな事情に興味津々で、乗りに乗って話してくれた宏美の様子を見れば、彼女がそうした部類の人間だということは容易に知れた。
 そんな人妻の欲望を解放させ、淫らに変身させてやる悦びといったら、こたえられない旨味である。
 なるべくムードたっぷりに迫って、愛情を注ぐのが何より効果的である。
 俺自身が気持ちよくなるのも大切だが、そのためには相手にも思いきり気持ちよくなって貰いたい。自分だけ満足して終わりのオナニーと違い、セックスはコミュニケーションなのである。
 早くまんこ剥き出しにしてベロベロしてえ、ぶっ込んでズコズコしてえ、とはやる己を制して、より相手が燃えるよう段階を踏んでこそ、その後に己自身が得る快感も大きいというものだ。
 俺はキスを続けながら宏美をお姫様抱っこでベッドに移した。
 絶妙な脂の乗り具合をした柔肌は、歓喜に火照りうっすら汗ばみ始めていた。
 唇を離すと、宏美はまだキスし足りないとでも言いたげに、眉をハの字にして見つめてきた。
「キス好きなんだ?」
「うん……いっぱい、して……」
「俺も好きだよ。宏美とのキス、気持ちよくて、もうこんなになっちゃった」
 俺は宏美の手を導き、ズボンの股間に触れさせた。前をぱんぱんに張らせて硬直する、雄の本尊に。
 再開された接吻は濃厚だった。
 宏美は衣類越しにではあるが俺のぎんぎんペニスを触りまくり、本能のざわめきに襲われたに違いない。舌を求め、粘膜の交接を欲する生々しいディープキスは、宏美から進んで行ってきたものだった。
 ──ちゅぷ。れりゅっ、ぐじゅぅ……。
 息をするのももどかしげに、貪る口と口。
 閉じるいとまもなく接触を重ねる唇周りは、互いの唾液でべとべとに濡れた。
 燃え立つ淫心に比例して高まっていく体温を掌で感じつつ、宏美のブラジャーホックを外した。
 形のいいバストだった。掌の中でふにょふにょと揉みしだくに具合のいい大きさで、やや乳首が長い。
 たらまなく卑猥なその乳首を、俺はすぐさま指でピコピコと弾いてやった。
「あうんっ! やぁっ……ふあぁっ!」
 右を指で、左を舌で、両方が均一の刺激になるペースで怒涛の攻め込みをかけた。
 俺のなすがままに身を委ねる宏美。
 インタビュー中にもノースリーブ姿を視姦し続けていた俺である。ことここに至り、直にありついていい美腋に飛びつかない理由はなかった。
 腕を掴んで引き上げ、頭の上で両手首を拘束した。


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