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俺は他人棒
【熟女/人妻 官能小説】

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真壁宏美(41)-3

 真壁宏美はウインドウ・ショッピングの真っ最中だったようで、典型的な暇潰しタイムと見えた。
 夫が勤め人で、子供も学校に行っている昼下がり。夕飯準備までの時間を持て余したマダムは、別段これといった目的もなくブラついていることが多く、概してそんなときはナンパして引っかけやすい。

「テレビの通販番組に出てる人だ! って思って声かけたら、やっぱりそうだったんで。あの、もしよかったら少しお話聞かせてくれませんか。そこらでお茶でもして……もちろんおごりますから!」
「あれ見たって人に声かけられるなんて、初めてです。名前まで覚えてるって、凄いですね」
「素敵な人なぁ、なんて見惚れてたんで。主婦さんですよね? ああいった通販番組コマーシャルのモニターって、どんな感じなんだろうって興味あったんですよ。記事になりそうなんで、色々と伺いたいんです。お時間は取らせませんから!」
「そんな、大したお話は出来ませんよ。わたし、小さな芸能事務所に所属してて……そこから回されてくるお仕事なんです」
「えっ、芸能事務所! すげえ、タレントさんなんだ! ますます色々聞いてみたいなぁ」
 そんなんじゃないです──と、謙遜しきりの宏美だったが、俺のおだてに悪い気はしないらしい。
 しかし残念そうに、
「でも……業界内のこととか、守秘義務がありますから。事務所に無断では……」
 宏美はやんわり辞退。どっこい、ここでハイそうですかと引き下がる俺ではない。
「もちろん、そうですよね。そこも考慮します。某プロダクションのAさんみたいな感じで、被取材者を特定できない形にして記事にするんですよ。些少ですけど謝礼もお支払いします。事務所に内緒のアルバイトと思って、ね? 悪い話じゃないですよ」
「本当に大丈夫なんですか? でもやっぱり、わたし……」
「絶対にご迷惑はおかけしません!」
 答え渋る宏美を半ば強引にカフェへ連れ込み、俺の「取材」は始まった。


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