真壁宏美(41)-11
「いつも、一人で慰めてるんだよね。可哀想だな。今日は、これまでのぶん取り返すくらい気持ちよくなってね」
窓に手をついた宏美を、俺は後ろから抱きすくめて耳元に囁きかけた。
せっかくの高層階なのだから、これくらいしなければ元が取れないってもんだ。
真っ昼間、人々があくせく働いているビル街を睥睨しながらの立ちバック。
周囲に並ぶ高さの窓はないため、見られる心配はないだろう。しかし、モロに外界へ痴態を晒す行為には、とてつもなく性感に訴えてくる非日常感があって最高だ。
「や……あぁっ……恥ずかしいっ……」
プルプル震える宏美の腰を引き寄せ、潤いきったクレバスに亀頭を擦りつけた。
「嫌なの? やめたいの?」
ずりゅ、ずりゅっ、とスジをなぞって、意地悪な焦らし。
「ヤダぁっ……やめないでぇ……最後までしてぇ……」
我慢しきれない瀬戸際の宏美は、自らぐい、と腰を落としてきた。
──ぬぶぅ。
まんこに喰いつかれた。これは俺にも不意討ちで、
「おあっ……!」
まとわりつく軟質の粘膜の快感に、思わず情けない喘ぎが漏れた。
思いのほか貪欲に迫ってくる宏美だ。さらに押し進んで半分ほど砲身を呑み込んでしまった。
されるがままになってはいられない。俺は「の」の字を描いて肉洞の中をかき回してやった。
「は、ああぁんっ!」
宏美の両脚から力が抜けた。俺は慌てて抱きかかえた。
形勢逆転、元通り俺が攻め手である。
前に手を回し、柔らかバストを嬲りながら、ゆっくりと膣奥まで分け入った。
ここで小休止。手の力も入らなくなったのか、宏美は頬を窓につけて、荒い吐息でガラスを曇らせていた。そんな陶酔の美貌を楽しんでいると、膣内全体がじわじわと俺の形に馴染んでくる感触が押し寄せてきた。これぞ、ほぐれた熟まんこ特有の愉楽というもの。
ずちょっ。
少し腰を引くと、大げさなまでの水音が響いた。
「聞こえる? 宏美のまんこがドロッドロの汁まみれだから、こんないやらしい音するよ……」
──ぐじゅ、ぶじゅっ。
音をわざと大きく鳴らしつつ、ピストン開始だ。
「ほら、よく聞いて……ぐちょぐちょまんこが俺のチンポしゃぶってる……気持ちいいよ。もっと下品な音立ててまんこでおしゃぶりして!」
卑猥な言葉を並べたて、バック突きを繰り返す。
次第にピッチを上げていくのと、宏美の反応が高まっていくのが呼応する。悦ばれている感がダイレクトに伝わって、一層俺も燃えるというものだ、
乳を揉みしだき、指先で乳首を摘んだりしていたが、まん突きがヒートしていくにつれて、そちらはお留守にする。下半身の性感に集中して貰えばいいのだ。
「ああぁっ……いいっ、気持ちいいよっ! 宏美っ……宏美のまんこっ!」
乳房から離した手で、俺は宏美の両手を握った。