第2話 キャリアウーマンに攻略される女子高生-1
それが、昨日の出来事で、今日、陽子は自ら書店にやって来たのだ。それは、彼女の服従の意思表示だと言って良かった。何でも言われた通りにするから、昨日のような快感をこれからも与えて下さい、という想いを彼女は行動で示したのだ。
性の喜びを知り尽くしている陽子は、それを得る為だけに従順になったのだ。これほどの激烈な快感を得られる機会がどれだけ希少なものかも、欲情の発露を覚えた時にそれが満足させられない事がいかに辛く苦しいかも、陽子は熟知していた。だから、極上の快感を伴った絶頂を3桁に至るほどにも味わわせてやった前日の淫行で、すっかり従順になったのだ。
姓の喜びを知り尽くしていない女を、ここまで従順にさせる為には、更なる精神破壊操作が必要だ。その為の技も涌井達は有しているのだが、陽子に対しては発動する必要がなかった。処女の女子高生などを従順にさせる時には、そんな技を駆使する必要が出て来るのだ。
組織の男達の与える快感に屈服した状態や、精神を破壊されて服従本能を刺激され、言いなりになることを受け入れた状態、それらを組織の者達は“性奴隷”と呼ぶ。そして彼等は、性奴隷達を彼等の凌辱活動に利用するのだ。
様々な世代、職業、出身の女達を、彼等の好み通りのやり口で凌辱し、味わう事に、性奴隷達は協力させられるのだ。快感に溺れさせられ性奴隷となった女達は、快感を与えられたい一心で、どんな破廉恥で背徳的な命令でも、怯《ひる》む事無く遂行する。
だが、快楽を得るための手段としてのみ指示に従う状態も、性奴隷達にとっては長く続くものでは無い。女を凌辱するという行為自体を、彼女達は愉しむようになる。女を陥れる喜びに目覚め、全ての性奴隷達は、いつしか見返りを期待する事無く、自発的かつ積極的に組織の男に助力し、彼等の活動の一翼を担うようになるのだ。
書店の奥に向かっている陽子も、今は快感を得たい一心で涌井に従っているのだろうが、直ぐにも、女を陥れる事の喜びに目覚めるだろう。そして、涌井達の凌辱活動に、嬉々として参画するようになる。犯される側から犯す側への、昇進と言って良いだろう。
犯される快感に溺れる事以上に、犯す喜びを教え込む事で、性奴隷化は成し遂げられるという事だ。その為に彼等は、彼らが陥落させた女に、女を“狩る”事を経験させるのだ。そしてその喜びを堪能させるのだ。
一度女を“狩る”事を経験し、その甘味なる味わいを心に刻み付けた女達は、組織の男達の指示に従わないという事が、想起すら出来ない状態になるのだ。
涌井は、陽子を駆使して“狩る”べき獲物を、早くも店内に見定めていた。学習参考書コーナーで、いかにも純情そうなセーラー服姿の女子高生が、媚薬の効果でぼーっとした様子を見せている。体重を支え切れなくなる程脱力して、本棚に体を預けてしまっている。
その女子高生を、陽子にレズレイプさせ、快感に溺れさせた上で、涌井達が廻して愉しむ。そんなプランが、彼の脳裏で出来上がっていた。
普段から手入れが行き届いているのであろう。糊の効いた清潔な風合いのセーラー服だ。それに包まれている若い肢体は、間違いなく最高品質の清純さを保っている。遠目に見るだけでも、それが分かる。
目鼻立ちも整っていて、文句なしの美形だ。長めのスカートの裾からかろうじて見ることのできるふくらはぎの、肌の質感や色の白さも素晴らしい。乳房は小ぶりだが、腰がしっかりと括れたスレンダーボディーであるのも分かる。セーラー服の裾から時折チラリと見えるから。
間違いなくこの若い肢体は、十分な味わいがあるはずだ。見れば見る程、絶品の清純派女子高生だった。
その清純女子高生を、キャリアウーマンの陽子がレズレイプする様を鑑賞して愉しみ、陥落させられた女子高生の幼いヴァギナをペニスで味わい、更に陽子に女を“狩る”喜びを教え込み、性奴隷として完成させる。
参考書コーナーを横目でちらりと見やった涌井の脳裏に浮かんでいるのが、そんなプランなのだ。そして、女を凌辱する計画に限っては、涌井のプランが実現しなかった経験は、これまでに一度もなかった。
昨日、散々に凌辱した後で、涌井達は陽子の素性やプロフィールを、すっかり聞き出していた。彼女は涌井達の質問に、何一つ包み隠さず、一切の淀みも無く答えたので、今はもう、涌井達は彼女を知り尽くしていた。
某鉄道会社に勤務し、数人の女性添乗員を後輩に持ち、毎日多くの旅客に接している。その彼女の日常を思えば、そこには凌辱の対称とすべき上質の獲物が、うようよいると涌井には思えたのだ。
レズ経験は、今のところ無いらしいが、今書店にいる清純派女子高生を題材にして、女を陥《おとしい》れる技と喜びを、彼女に習得させてみせるつもりだ。その上で、キャリアと人望の有る女性添乗員としての陽子を最大限駆使すれば、一体どれほどの女達を、どれだけ多様なシチュエーションで、どのくらい存分に愉しめるだろうか。
陽子の肢体だけでも十分に味わい深く、官能的なのだが、彼らが一人の女で満足など出来るはずは無い。陽子を使って盛り沢山の女達を、様々に趣向を凝らして凌辱しなくては気が済まない。
今から、彼等は陽子をハメる。だがそれは、彼女1人の肢体を愉しむ為では無く、その先にある、めくるめく凌辱三昧を愉しむ為の端緒としての淫行だ。
陽子をハメ、陽子が清純派女子高生をレズレイプする姿を愉しみ、陽子に陥落させられた清純派女子高生をハメ、その上更に、女を“狩る”楽しみに目覚めた陽子に、添乗員としてのキャリアや人望を有効利用して色々な獲物を次々に攻略させ、それらも全部ハメる。
考えれば考える程最高のプランの、一つのステップを踏むべく、涌井は陽子の後に続いて歩を進めているのだ。
書店の奥の休憩室に着くと、陽子は涌井の指示に素直に応じ、全裸を披露した。たわわな乳房を惜しげもなく解き放ち、恥じらいも戸惑いも見せずに、涌井の視線の先に立った。