監禁-2
「そういえばサブ、この前拉致ってきた親子はどうなった？あのガキ確か・・・」
「ヒデですか？あんまり聞き分けが無いんで、ボコボコにしました。その後パンツ下ろして母親にチンチンしゃぶらせました。結構売れるんですよ、こんなＡＶ」
「そうか、今回も楽しみだな」
即興の作り話だったが、人妻を震撼させるには十分すぎた。恐怖と不安に脅える美しい瞳からツツーと一条の涙が流れ落ちた。
「私が犠牲になりますから・・・。この子には、廉には手を出さないで下さい」
「どう犠牲になるんだ」
尋ねる剛田の口元には、残虐性溢れる笑みさえ浮かんでいる。
「そ、それは・・・、何なりとおっしゃって下さい」
「じゃあ素っ裸になってもらおうか」
だが母子は動かなかった。それどころかヒシと抱き合い、より一層身体を固くしていた。
「ったく手間取らせやがって」
そう呟くと暁子の髪を鷲掴みし、立たせた。１５年前はセミロングだったが、今はショートボブだ。またそれが小顔の暁子によく似合っていた。
廉は母親にしがみついていた。それを二人の屈強な男たちが引き離した。女・子供の抵抗などたかが知れている。あっという間に二人は離ればなれになった。
剛田は暁子を背後から押さえつけていた。首筋から発せられる成熟した女の香りに目まいがしそうだ。
男の手が肉感のある乳房をとらえた。布地越しとはいえ、初めて触る暁子の胸だ。それを乱暴に揉みしだいた。
「もう我慢できねえ！」
そう叫ぶと、右手を暁子の胸元に滑らせた。襟が深めに開いたＶネックなデザインなのでそれも容易だ。ブラジャーの上からたわわに実ったその乳を執拗にこねくり回した。
「やっ、やめてぇ」
男を拒否するそのセリフがどこか嘘っぽかった。