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変態の罠に嵌った人妻
【熟女/人妻 官能小説】

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共感・・・美雪視点-3

(は、恥ずかしいけど・・・仕方ないわね)

 私は、部屋の前を通る時緊張しましたが、棒田の鼾が部屋の外まで聞こえ、私は足早にそのままフロントへと避難しました。それからしばらくして、フロントの壁に掛かっている時計を見ると、もう六時を過ぎて居ました。私は、送迎バスの準備が出来る間、フロント前の公衆電話から、良平のPHSに電話を掛けました。ですが、良平はまだ眠って居るのか、それとも電話に気付かないのか、電話に出ませんでした。私は祈るような気持ちで家の方の電話に掛けました。

(お願い良平、電話に出てぇ!)

 ですが、良平が電話に出る事はありませんでした・・・

 それから少しして、従業員の方がいらっしゃって、送迎バスの準備が出来たと呼びに来てくれました。あいにく、お世話になった女将さんは忙しく、お世話になったお礼を言えなかったのですが、私は従業員の方が運転する送迎バスに乗り、

(ノーパンとノーブラだって事・・・気付かれて無いよね?)

 私は座席に座りながらも、ソワソワした気持ちで最寄り駅に向かいました。従業員の方にお礼を言い、金沢駅までの切符を、駅員の方に教わりながら、私は何とか一人で金沢駅まで戻って来ましたが、金沢駅に着く頃には通勤時間という事もあり、人も大勢居ました。

(な、何かあの人の視線、私の胸を見て居た様な?)

 私は、擦れ違う男性の視線と目が合うと、ノーパン、ノーブラだって事がバレたんじゃないかと思うと、ちょっと恥ずかしさと共に、ドキドキした気分になって居ました。

 私は何とか十一時過ぎには、主人の入院して居る病院に着く事が出来ましたが、間に合うかどうか分からず急いでいた私は、ノーパンノーブラのまま病院に来て居て、主人に気付かれたらどうしようと思いました。主人の病室に入ると、主人はベッドの上で横になって居ました。私は、主人への裏切り行為をした罪悪感で、主人と目が合うと、思わず視線を逸らしてしまいました。本来なら、私から主人に声を掛けるべきだったのでしょうが、主人の方から声を掛けてくれました。

「来たか・・・昨日は悪かったなぁ・・・」

「エッ!?・・・ウウン、私の方こそ・・・ゴメンなさい・・・」

 意外にも主人の方から、昨日の夫婦喧嘩の謝罪を始めました。私は慌てて主人に謝りました。夫婦喧嘩の事もありましたが、もちろん棒田と一夜の過ちをしてしまった事の謝罪の意味もありました。私は主人に謝れた事で、ホッと安堵した気分になりました。もちろん、私が主人にした裏切りの行為が、こんな事で許されるとは思って居ませんでした。主人は、私の胸元をジィィと凝視し、私は思わず、ノーブラだとバレたかと思いましたが、主人は直ぐ私が持って来た新聞を受け取り、広げて読み始めました。

 午後になり、主人の手術も無事終了し、私はホッと安堵して病室を出ました。下に降り、棒田が来て居たらどうしようとも思いましたが、棒田の姿は無く、私はホッと安堵して公衆電話から良平のPHSに電話しましたが、仕事中はPHSを身に着けて居ないようで、電話に出る事はありませんでした。

(出来れば、一人であの家に戻るのは嫌だったんだけど・・・)

 私は、棒田の魔の手から逃れるべく、紹介してもらった家を出ようと決心しました。


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