第18話 淫靡なる午後-5
ヌチャヌチャ、と、ローションの音を立てて、乳房と乳房を、股間と太腿を、同時に擦り合わせ、レズキスのチュパチュパ、ピチョピチョという音も響かせ続け、加奈と友香は快感を貪り続ける。男達も、四方八方から手を伸ばして、そんな加奈と友香の、乳房も尻も太腿も背中もうなじも二の腕もふくらはぎも脚の裏も手の指先も、ありとあらゆる部分を触りまくった。
若いすべすべした肌が、ローションでヌルヌルになり、淫行に火照って、温かくなっていて、実に良い触り心地だ。加奈と友香は、互いに色んな部分をこすり合わせる快感と、男達に全身を触られまくる興奮で、あっさりと絶頂にまで上り詰めてしまった。ほぼ同時に、絶頂の絶叫を轟かせた。
「良い眺めだぜ。こんな純和風の畳の部屋で、ローションまみれのスクール水着の女子高生が、レズってんだからな。」
「木造の古い建物の雰囲気と、スクール水着の女子高生って組み合わせが、何ともそそるぜ。」
男達は、口々に感嘆の声を上げた。
「窓の外も、良い眺めだぜ。見てみろよ。」
低く黒い三角屋根が密集した、古い歴史を感じさせる純和風集落。その上に、モクモクと大量の湯けむりが揺蕩っている、温泉情緒あふれる景色が、窓の外にあった。
加奈と友香は、男達に、窓際に連れて来られた。窓を開け放ち、その温泉街の景色に見せつけるように、加奈と友香は背後から、グワッシ、グワッシ、と乳房を揉まれた。大きな手にめり込まれ、上下左右に揺さぶられ、複雑に形を変えられて行く乳房が、情緒ある温泉街の景色に曝される。
揉まれた反動で、スクール水着から飛び出しそうな感じが、また、たまらない。巨峰の皮を剥く時のごとくに、加奈の乳房も友香の乳房も、スクール水着の濃紺の布地から、するりと飛び出しそうになっているのだ。
尻も股間も刺激された。スクール水着がぴたりと張り付く股間を、男の指が往復する。割れ目のシルエットが、紺色の布地の上に露わになって、実に卑猥だ。加奈と友香は、乳房も尻もヴァギナも、最高に気持ち良く、そして、快感に至る身体が温泉街に曝されている事にも、猛烈に興奮した。
絶頂した。温泉街の上を黒々と覆おう夜空に、女子高生の絶頂の叫びが、吸い込まれて行った。
「おい、外でヤらねえか?」
誰かが言った。
「それも良いな。そろそろ街も寝静まって、外でやっても大丈夫な時間だろ。」
「え?外で、そんな・・」
「大丈夫なの、それって・・」
加奈と友香は、口からは不安げな言葉を放ってはいたが、その表情は、期待と興奮で紅らんだ笑顔だ。
部屋にあるシャワーで一旦ローションを落とし、タオルでカラダを拭った加奈と友香は、改めて浴衣を着て、外へと連れ出された。
街はずれを流れる小川に、木造の太鼓橋が掛かっていた。丸く弧を描いた古風な橋が、石積みの川縁《かわべり》に乗せられている。サワサワという小川の音と、漆黒に沈む川岸の積み石。その上に、木の温もりが感じられるような太鼓橋。歴史情緒ある景色だ。
その太鼓橋の上に、スクール水着姿の、加奈と友香が立っている。絢《あや》かな月明かりに照らされて、白く浮かび上がる若い肌と、黒く沈むスクール水着の布地。どちらも、清潔で清楚な香りに満ちている。それが、歴史情緒ある景色の中に佇むと、とてつもなくエロティックな色を見せるのが、男達には不思議だった。2人の顔の紅い火照りが、それを、より引き立てている。
2人は太鼓橋の上で、ディープなレズキスを再開した。乳房も押し付け合い、股間も、互いの太腿に擦り付けている。上下に動く身体、前後に動く腰。単純で直線的な動きでは無い。複雑な摂動《せつどう》を伴った反復運動だ。