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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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昨晩のこと (5) 終わらないセックス-1

抱きしめ合い余韻に浸るゆきとZ。
「ゆきさん……最高すぎます」
「うん……すごく気持ちよかった……」
「ゆきさんの中、まだピクピクしてますよ」
「Zくんがピクピク動かすからでしょ?」
妻の額と頬に幾筋も流れる汗。心地よい疲労感と充実感が滲む。
口の端から垂れた唾液を恥ずかしそうに指先でぬぐう。
乱れた髪を手ぐしで整える。
すべての仕草が色っぽい。
表情だけは本来の清楚な人妻に戻っている。
しかし下半身にはZのペニスが突っ込まれたまま。
愛おしそうに唇を重ねる二人。

「中に出しちゃいました」
「知ってる」
「よかったんですか?」
「うん」
「あーなんか感動!」
「私も。うれしかった」
「そんな、ドキッとすること言わないでください」
「ウソだよ」
クスクス笑うゆき。
「でもちょっと興奮しちゃったのは本当だけど」
「中出しされて興奮するなんて。なんとなく感じてたけどゆきさんMですよね?」
「うふふ、そうかも」
Zのキスに、柔らかそうなぷにぷにした唇を重ねて応えるゆき。
「でもその……ゆきさん、今日は安全日だったんですか?」
「ううん」
「じゃあピル飲んでるとか?」
「飲んでないよ」
「えぇ……大丈夫かな?」
「うーん、きっと大丈夫だよ」
「ずいぶん自信があるんですね」
「だってZくん、ゴムつけてるから」
得意げな顔でニコニコ笑っているゆき。

「あ、あれ!?やっぱり知ってたんですね」
「うん」
「いつから……?」
「正常位になるときちらっと見えちゃった」
Z自身は毛布の中で前戯しているときから、こっそりコンドームを付けていたのだそうだ。
私が覗き見をはじめた、ゆきが四つん這いでおねだりしているときもコンドームはついていたことになる。
「てっきりZくん、このまま中に出したい!とか言ってくるのかと思ったよ」
「言ってほしかったですか?」
「うふふ、どうだろ」
「その予定だったけど……なんかゆきさんには言えませんでした」
「あらどうして?」
「ゆきさん、ちゃんとした奥さんだから」
「だと言えないの?」
「なんていうか、軽々しく中出しなんて言ったら引かれるかなって……」
「ふーん、そうやって相手を見ていろいろ考えてるんだね」
「そ、そんな感心されちゃうとアレですけど」
「なに勘違いしてるの?この女たらしーって言ってるの」
可笑しそうに笑うゆき。Zの髪の毛をつまんで引っ張っている。
そういえばセックス中も引っ張っていたが、ゆきなりのZへの愛情表現みたいなものかもしれない。
パーマのかかったいかにもいかにもお洒落してますといった雰囲気の男も珍しいだろう。

「女たらしって……なんですか!それ!」
「違うの?」
「こう見えて女性とはマジメに付き合うタイプですよ、俺は」
「それはパパも言ってた。意外とマジメなやつだって」
「ほら!さすがOさん、分かってるなあ」
Oというのは私の名前だ。
「何股もかけてるくせに全員とそれなりにマジメに付き合ってて感心するって」
「そんなの信じないでください!もうやめましょう、こんな話」
「私のことも丁寧に扱ってくれるもんね、Zくん」
ゆきの手いたずらはとまらずZのカールした髪の毛を指にくるくる巻いたりほどいたりを繰り返している。
「当たり前じゃないですか!」
「遊び人て聞いてたから少し心配してたんだよ。私もう38だし嫌々されたら悲しいなって」
当初そんなことを気にしてたなと思い出す。
ただでさえ乗り気ではない他の男へ貸し出されてのセックスなのに、さらに相手の男に気に入られずぞんざいに扱われたら女性としては辛いだろう。
「まっっったく嫌じゃなかったですよー!ゆきさん本当に素敵だし可愛いと思う!」
「お世辞でもうれしいよ」
「お世辞なんかじゃありません」
わざとらしくキスするZ。クスっと笑って受け止めるゆき。
下半身で繋がったまま、いい雰囲気の会話が続いている。
今日で3回目のZへの貸し出しだが、今日もまだはじめの頃は残っていた他人行儀が、今はほとんど消えている。


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