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変態の罠に嵌った人妻
【熟女/人妻 官能小説】

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父の入院・・・良平視点-3

 母は、ちょっと苦笑しながら私に話し掛け、

「ちょっとエッチな人だけど、棒田さんって親切な人ねぇ?」

「どう何だろうねぇ!?」

 母が言うように親切心からなのか、ただ単に母に好印象を与える事が目的なのか分からず、私は曖昧な返事を返しました。棒田さんは、玄関から70過ぎのお爺さんと一緒に出てくると、

「奥さん、二階の部屋なら、今日からでも泊まれるってさ」

「本当ですか!?どうしようか?」

 母は、どうするか私に聞いて来ました。病院で今日だけなら泊っても良いと言ってくれましたが、父は足を折っているものの、容体もそれ程深刻でも無さそうだし、母が泊る場所をこの眼で見ておくのも良いかと思った私は、母と共に、棒田さんの知り合いの家に泊る事にしました。家の中は古い木造作りで薄暗かったですが、一階にも何部屋かあるようでした。

「古い家だから、廊下を歩くとミシミシいうけど、底が抜ける事は無いからさ、お風呂はこの奥を真っ直ぐ行った場所に、トイレは、階段下のここがそうで、流しや台所何かも勝手に使って良いけど、奥の部屋には立ち寄らないように・・・だってさ。ハハハハ」

 棒田さんの説明を聞き、私は何となく、頭に引っ掛かるものがありました。

(自分の家でも無いのに、やけに棒田さんこの家の事詳しそうだなぁ?)

 私はそう疑問に感じながらも、まあ昔からの知り合いの家なら、仲が良ければそんなものだろうかとも思い、私達は急な階段を上り二階へと行きました。私達が案内されたのは、八畳の和室で、押し入れの中には布団もちゃんとありました。

「爺さんが、ちゃんと定期的に布団干ししてあるから、ダニや蚤などは居ないと思うよ?」

「そ、そうですか・・・」

 母は一瞬表情を曇らせて、苦笑を帯びました。私達は荷物を置き、お世話になった棒田さんへのお礼も兼ね、三人で食事をしに出かけました。

「まあ、折角金沢に来たんだし、寿司を食べて貰いたいねぇ・・・」

 棒田さんの言葉に私達母子も同意し、棒田さんのお薦めで、老舗のお寿司屋さんに行きました。私と母は、普段は酒など飲まないのですが、棒田さんが日本酒を飲み、私達はビンビール一本を二人で分けて飲みながら、お寿司を食べました。

 そこでお互いの話をして、棒田さんの事が少し分かりました。元々この金沢で生まれ育った事、棒田さんの親父さんは、中々お金持ちだったらしく、後を継いだ棒田さんは、アパート経営何かをしているそうです。母がトイレに行っている間、棒田さんは私にだけこっそりもう一つの職業を教えてくれました。

「いやぁ、実は俺、売れない三流エロ小説家もやっているんだよ」

「棒田さん、小説家何ですか?」

「そう、エロ小説のね」

(まあ、おじさんがエロ小説家やっている何て、母さんには言えないよな)

 アルコールが入ったせいもあってか、私は棒田さんとのエッチな話でも盛り上がりました。この当時は私も若く、エッチな事にも興味がありました。こうして楽しい食事会も終わり、そろそろ帰ろうかという話になり、母が会計しようとすると、

「奥さん、ここは私が奢らせて頂きますよ」

「エッ!?そんなぁ、ご厚意に甘えてばかりじゃ・・・」

「ハハハ、元々私が奥さんを食事に誘ったんですから、ここは私が払います」

 私達は、棒田さんにすっかり御馳走になり、私達は途中で棒田さんと別れ、棒田さんに紹介された家に戻りました。お爺さんがお風呂を沸かしてくれたようでしたが、お爺さんは寝る時、息子さん夫婦の所に行くらしく、奥の部屋に入らなければ、好きに使ってくれて良いと言ってくれました。最初に私がお風呂を借り、次いで母がお風呂を借りました。


 次の日・・・

 私は入院して居る父に、今から家に戻る事を伝えると、父は申し訳無さそうな表情で、悪かったなぁとポツリと呟き、私は後を母に頼んで病院の外に出ました。タクシー乗り場に行こうとすると、背後から棒田さんに声を掛けられました。

「帰るのかい?駅まで送って行くよ」

「良いんですか?じゃあ、お願いします。でも、棒田さんも病院に来たんじゃないんですか?」

「ン!?いや、知り合いが入院してるから見舞いにね。まあ、面会時間は20時までだからさ、気にしないで良いよ」

「そうですか・・・何か昨日からお世話になってすいません」

 私は棒田さんに改めて礼を述べ、棒田さんが乗ってきた白いセダンタイプの乗用車に乗り込みました。何気なしにエッチな話題になり、

「そういえば、棒田さんはエロ小説家って言ってたけど、どんなジャンル何ですか?」

「まあ、人妻物がほとんどだなぁ・・・」

「へぇ・・・今度読んでみますよ」

「ハハハハ、こんな売れない小説家の本じゃ、本屋で置いてないかもなぁ・・・今は○○っていうSM雑誌で連載しているのがあるから、それなら手に入りやすいかも知れないなぁ」

「へぇ・・・今度捜してみます」

 そう返事を返したものの、私はSMには興味が無かったので、見る機会も無いかなぁと思って居ると、棒田さんは私に話し掛け、

「それより、息子さんはインターネットとかするの?」

「ええ、しますよ。そんなにパソコンに詳しくは無いですけど」

「そうか、俺ブログやってるんだよ、暇つぶしがてら一度覗いてみてよ・・・18歳未満禁止だけどさ」

「アハハハ、もう19だから大丈夫ですよ」

「そうか、じゃあ平気だなぁ?もっとも、未成年でも教えちゃうけどねぇ・・・アハハハ」

 棒田さんはそう言うと、私にブログのURLを教えてくれました。駅についた私は、棒田さんにお礼を述べ、金沢を後にしました。

 この時、既に私達は棒田さんの罠に嵌っているとも知らず・・・


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