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キモオタ藤野康介の陵辱日記
【学園物 官能小説】

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ハメる女、無視する女-1

月曜日の朝の満員電車、寝不足で気分も悪く辺りを見渡すと女子高生や大学生、OLの姿に股間が疼いてくる。
「(くぅ……。射精したい……射精、射精…。はぁ……。)」
性欲を抑えながら苦痛に耐えているとすぐ近くで女の声が聞こえる。
「ちょっとアンタ…っ!今触ったよね!?この人…痴漢です…っ!」
「え…?僕?僕じゃないよ…さ、触ってない…っ!」
爆発しそうだった性欲がその声にかき消され、声のする方を見ると中年サラリーマンが必死で無罪を主張している。
「(あいつ人生終わったな…。痴漢なんてリスク高すぎるよ…。まぁ…自分も盗撮気をつけないとだめだけど。それにしても気が強い女だな……どんな顔して………ん…?あれは確か…。)」
サラリーマンの腕を掴み周りの男性に訴えかけ、男性数名が痴漢男を拘束しているのが見える。
その声は百合ヶ丘高校2年の東城凛のもので、凛もまた脳内でよくオナペットとして扱っている生徒だった。
「(東城凛……2年生で強気で生意気な生徒…。乃亜ちゃんほどじゃないけどかなり巨乳なんだよなぁ…。まぁ…あの痴漢も捕まる前にあの身体触れたんなら不幸中の幸いだよ……。)」
電車内は騒然となり拘束されたサラリーマンが駅員に連れられていった。
ざわつきがなくならないまま降車駅に着くと降りホームを歩いていく。
階段で前を歩く女子高生のスカートの中を覗き込もうと凝視していると振り返って睨まれる。
東城凛だった。
「キモい……。」
「…っ……!いや、あの…っ……。」
言い訳しようと思ったが足早に階段を登っていく凛の後ろ姿を見送ることしかできず気分も優れないまま出勤する。
1限目は2年C組での授業で、教室に入るとすぐに乃亜の姿を見つける。
目が合うとすぐに視線を逸らす乃亜にまたLINE無視の苛立ちが湧き上がる。
「(くっ……覚えてろよぉ…。また脅してその身体にお仕置きを……。)」
授業のチャイムが鳴り乃亜の元へと歩くが取り巻きの女子生徒が乃亜を囲っている。
「乃亜ちゃん、首どうしたのー?キスマついてるー!彼氏できたの!?」
「違うよぉ、虫さされだよ!彼氏いないって前から言ってるのに…。」
「えー…本当?この前だってバスケ部の西野先輩に告白されてなかった?」
「それは……その…。」
「でもダメだよ?西野先輩ってすっごい女遊び激しいらしくて…。でも超イケメンだからなぁ…。乃亜ちゃんには遊び人じゃなくて誠実な男の人の方が…。」
クラスメイトに首元のキス痕を指摘され否定して、恋愛話に騒いでいる声が聞こえる。
女子生徒の集団に戸惑っていると教室を出て行かれ声をかけるチャンスを逃してしまう。
そして何もできずに昼休みになり昼食を済ませ廊下を歩いていると東城凛が友達と話をしている姿を見つけ、朝の気まずさに視線を逸らしてしまう。
「ねーねー、今日の朝さぁ…藤野にスカート覗かれたぁ。本当キモいよね、見るからに変態だし…痴漢とかしてそうー。」
わざわざ目の前を通る時に馬鹿にされ、何も言い返せないまま前を歩いていく。
「えー、最悪だねー!変態教師じゃん。西口先生みたいなカッコイイ人ばっかりだったらいいのに。そういえば凛さぁ…今日もアレしてなかった?同じ電車乗ってたから見てたよー?」
「あ、そうなんだぁ?スッキリするんだよね、ああいう冴えないサラリーマンはめちゃうの。一緒にしてみるー?」
「いいよぉ、今度一緒にしよー!でも痴漢でっちあげとか危なくないかなぁ?」
「大丈夫だよー!周りにいる男も味方になってくれるし。でもさぁ、痴漢されてた女子高生って見られる目がすっごいエロくて…どの男も気持ち悪いよ。世の中イケメンで紳士な人ばっかりだといいのにー!」
凛の前を通り過ぎ曲り角を曲がったところで会話を聞く。
今朝の出来事の真実を知ると目を丸めて驚き、捕まったサラリーマンに同情し凛に対しても怒りが込み上げてくる。
「(あのサラリーマン、ハメられてた…?痴漢してないのに捕まえられて……仕事も家庭も失うって…。東城凛……あいつ最低だ…。)」
すると男子高生が慌てて走ってきて凛の元へと駆け寄ってくる。
「はぁっ、はぁっ……。あの…っ……これ…。」
「遅いよ、山野。それにコーラじゃなくてコーラゼロだって言ったじゃん!あーあ……本当使えないダメ男…。」
「え……ゼ、ゼロって聞いてない…。」
「はぁ?山野のくせに口答えするなんてどういうつもり?いいんだよ……白石さんの制服にアンタの汚いのを擦りつけ…。」
「ま、待って!ごめんなさい…すみませんっ!すぐに買い直してきます…っ!」
血相を変えて再び走っていく山野を見送ると状況を整理しながら化学室へと向かう。
「(山野…悠太だっけ……確か乃亜ちゃんと同じクラスの…。汚いの…擦りつけ…制服……?なるほど……そういうことか。調べておかないとな…。それにしても東城凛……あいつにはキツくお仕置きしてやらないと…今まで痴漢冤罪で捕まった男達の代わりに…。)」
凛の罪深い行為に苛立ちが収まらず、気分が晴れないまま業務を終え放課後になり廊下を一人で歩く乃亜と鉢合わせになる。
「(白石乃亜……僕を無視しやがって…。)あのさ、ちょっといいかな?」
「え…?えっと…もう帰るので……。すみません…っ…。」
断り通り過ぎようとした乃亜の腕を掴む。
「だめだよ…?こっち、来てくれるかな……ほら…っ…。」


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