優等生の秘密-2
昨夜はなかなか寝付けなかった。
乃亜をどうやって陥れるか考え、当初の疎ましい存在の西口などどうでもよくなっていた。
授業中でも乃亜の顔を見ると今後の展開を想像し教卓の下で肉棒を固くさせてしまっていた。
ブラウスをピンと張らせた大きな乳房を見ては揉みしだき吸い付き、肉棒を挟ませたり…と妄想し見入ってしまう。
「(何か…こっち見てる…?今までも見られてた気はしてたけど…今日はいつもと違う気がする……。)」
乃亜も藤野の視線に気付いていたようで不快な気分となっていた。
授業を終えると乃亜のところへ行き声をかける。
「し、白石…さん。えっと……放課後、化学室に来てもらっていいかなぁ…?授業の進行具合について…相談したいことがあるから…。」
一瞬凍りついた乃亜の姿があった。
が、すぐに笑顔を藤野に向けてきて首を縦に振ってくる。
「あ…はい、分かりました。すぐに終わりますか…?部活にも行かないといけないので…。」
乃亜は美術部で放課後部活があるらしい。
「あ……す、すぐ終わる…と思うよ。(部活…?くっ……あまり時間は取れないな…。仕方ない……。)」
とりあえず2人きりになれるなら…と思い約束を交わす。
そして放課後、落ち着かない様子で化学教室で待っているとドアが開き乃亜が入ってくる。
「藤野先生…?あ、もう来られてたんですね。お待たせしてすみません。」
「い、いいよいいよぉ!ごめんね、呼び出したりして…。」
生徒と話すこともあまりなく慣れないことに落ち着かない様子で、無意識のうちにまた乃亜の豊満な身体を舐め回すように見てしまう。
少し表情が曇る乃亜に気付くと早速本題に入っていく。
「えっと……授業の進行で呼び出したんだけど、本当はそうじゃなくて…。白石さん、これ……分かるよね?」
スマホの画面を見せる。
例のラブホテルから西口と腕を組んで出てきた写真を見せて、2人の顔もしっかりと映っていた。
先程までの愛想笑いが乃亜の顔から消えていた。
「(う、うそ…?見られてた…?)あの……これ、私じゃな…。」
「他にもあるんだよぉ?ほら、これとか…これも……。」
否定しかけた乃亜の言葉に被せるように何枚も写真を見せる。
別れ際のキスも写真に収められていて言い逃れはできない状況に乃亜は顔面蒼白となっていた。
「これってさ…すごい問題になっちゃうと思う。もちろん西口先生はこの学校から去らないといけなくなるし、転勤先の学校にもこの事は伝えないといけない。転勤も…受け入れてくれるとこがあったらだけど。というか18歳未満との性行為って確か犯罪だから警察にも…。それに白石さんも…学校にいづらくなっちゃうよねぇ…?」
困惑する乃亜の状態を見ればいつになく流暢に話し出し重大さを伝えていく。
返す言葉も見つからない乃亜に最後のひと言を内心緊張しながら提案してみる。
「これ、誰にも言ってないからさ…2人だけの秘密にしてあげてもいいよ…?」
「え……?」
「だってさ、将来有望な西口先生を犯罪者にするのも学校としても損失だし…白石さんも退学とか嫌だよねぇ?こんな優等生を中卒にしちゃうのも…僕としては……ね。」
「せ、先生……。」
「でも……良くないことは良くないからね。このまま何もなかったように…ってのはできないかなぁ…。」
顔を上げた乃亜をじっと見つめると背後に回り込み両肩に手を置いて顔を耳元に近づける。
「黙っててあげるからさ……い、一度だけ…僕と……セ、セックス…してくれるかなぁ…?」
鼻を抜ける甘い女子高生の香りに心臓が高鳴る音が聞こえる。
驚いた表情をするとまた下を向く乃亜の態度に急かすようにまた言葉を並べていく。
「いいんだよぉ?本来なら白石さんに言う前に学校に報告するところなんだけど…西口先生にもかわいそうだからさ…。なんならこの後報告に行っても……。」
「ま、待ってください…っ。その…一回だけ……ですよね…?」
乃亜の言葉を聞くとニヤリと含んだ笑みを浮かべ耳元で囁く。
「うん。一回だけ…この僕とセックスしてくれたら秘密にしておいてあげる。分かってると思うけど西口先生にも言ったらダメだよぉ?」
言葉も出さずに首を縦に振る乃亜を見るとなんとも言えない感情に身体が震える。
そのままの距離感を保ちながらゆっくりと諭すように言葉を並べていく。
学校内では他の生徒や教師に見つかる危険もあるためセックスは後日ということ。
外で会うことも目撃されると困るので乃亜の自宅で両親が不在の時に行為に及ぶということ。
藤野の命令は絶対で言うことを聞かなければ写真流出と学校と警察への報告をするということ。
ちょうど両親が旅行で不在になる次の土曜日に決行することになった。
「じゃあ…土曜日行くから。いいね?」
表情を暗くして頷く乃亜の顔を背後から覗き込んで続けて胸元を見つめる。
両肩に置いていた手を下ろし背後から乳房を鷲掴みにする。
「きゃ…っ!うぅ……。」
手に余る程の乳肉の弾力性に驚きを隠せずに2回3回と揉むと手を離す。
「誰にも言わないようにねぇ…。土曜日が終わったら何もなかったことになるんだから…。」
化学室を出ていく乃亜を見送り手の平に残った乳房の弾力性を思い出しながらその場でオナニーをして、その日は終わった。