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母恋し
【母子相姦 官能小説】

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母恋し-8

8.
 秋風が心地いい季節になった。
 小春日和のある週末、父の武蔵は青色申告会の会員を引き連れて湯河原へ一泊旅行に出掛けた。

 昇は近くの高校と野球の親善試合があり、僅差で勝利を得て家に戻った。

「昇、母さんこれから民謡のお稽古に行って来るからね。今日はお父さん居ないから、夜は二人で美味しいもの食べようか?」
「僕はお寿司がいいな」
「じゃ、母さんが出前を頼んでいくから、母さんが帰るまで待っていて頂戴、いつもより早く帰ってくるわ」

 昇が風呂を浴びて、テレビを見ていると7時過ぎに寿司の出前が届いた。
 特上が3人前。

 程なく母が戻ってきた。
「お腹空いたでしょう?先に食べていても良かったのよ」
「母さんと一緒に食べたいよ」
「そう、悪いわね、じゃお風呂は後にして、先にいただきましょうね」

 踊りでかいた汗の匂いが、やや乱れた母さんの胸元から流れてくる。
 昇は、母さんの着物姿が好きだった。
 踊りの後の襟足は、白い肌の血色が良く、いつもの仕事姿とは見違えるほど若々しい。

「母さん、今日はきれいだね」
「あら、今頃気がついたの。昇にそう言ってもらうと、お世辞でも嬉しいわねえ」 
「一寸、おビール飲んじゃおうかしら、昇も飲めるんでしょう?」
「少しなら・・・」

 缶ビールを2人で飲んで、食事が終わると母は風呂場に消えた。

 風呂場から、母の湯を流す音が漏れてくる。
 
 わずか乍ら飲み慣れないビールを飲んで、昇の頭に酔いが回ってきた。
 水音に誘われるように、ふらふらと風呂場に近づいた。
 曇りガラスの向こうに、タオルを使う母の裸体が浮かぶ。
 思ったよりもボリュームがあって、中々のグラマーだ。

 そっとガラス戸を引いて、隙間から覗く。
 母は片膝を付いて、乳房の周りをタオルで流している。いつか浮世絵でみた図柄を思い出した。
 そっとガラス戸を閉じて、自分の部屋に戻る。 



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