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母恋し
【母子相姦 官能小説】

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母恋し-2

2.
 その日、武蔵は午前中で店を閉店した。
 香織は一番乗りで駆けつけてきた。
 妻の道子は茶菓の支度を整えると
「それでは香織さん、後はよろしくお願いね」
と香織に声をかけて、和服の裾を翻してそそくさと公民館へ出掛けていった。

 商売柄、一年中朝から閉店まで顔を突き合わせている夫婦は、閉店後は夫々の趣味で別行動を取ることにしている。青色申告会は、道子にしてみれば武蔵の趣味だと割り切っていた。
「はい、どうぞごゆっくり」
見送る香織の目は、(もう帰って来なければいいのに・・・)。

 会員は何れも顔見知りの連中で、面接待ちの間、店の客用の椅子に腰掛けて香織の出してくれる茶菓を摘みながら世間話に花が咲く。

 最期の相談者が帰って行ったのが8時を過ぎていた。
 店の明かりを消して、香織は武蔵の居る奥座敷に戻った。
「ああ、香織さん、お疲れ様でした。貴女の書類は判を押して置きましたからこれでOKですよ」
「どうも有難うございます。毎年の頭痛の種がなくなって、本当に助かりますわ」

「香織さん、キッチンの冷蔵庫からビールを持ってきてくれますか、お疲れになったでしょう」
「いえいえ、私なんぞは、会長さんこそお疲れ様でした」

 香織の注いだビールで乾杯。
 武蔵はグラスをテーブルに置いた手を返して、香織の肩を引き寄せた。
「まあ、会長さん、嬉しい」
「香織さん、綺麗だよ、きれいだ、愛しているよ」
 ドレスの胸を押し開いて、乳房を弄る。
「ああ、ああああ・・・・」 身体を押し倒して、唇を重ねる。


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