解禁されたらこうなった-3
夏の盛りになった。
俺は午前中からギラギラ暑く照る太陽を受けながら、昔ながらの住宅地の裏路地を歩いていた。
(夏休みで、ヒマそうにしとる女の子に出会ったら、一発パンティー脱がしたろかな……)
そんな妄想を描きながら、立ち止まっていると何かの視線を感じた。
ふり返ると、一人の女の子が立っていた。
(うわぁ……)
俺は足がすくんだ。あの兄と妹の、妹だったんだ。
夏休みらしい涼しげな服を着ているが、目付きは俺を下から威圧するように固く動かない。
俺はどっちかの方向に逃げようかと考えてると、女の子が言った。
「おじちゃん……」
そうか、まだ二十歳の俺でもこんな女の子から見ると「おじちゃん」なのかと思っていると、
「おじちゃんは、おチンチンの『ごっつんこ』はしてくれへんの?」
女の子は こんな事を言ってきた。
「おチンチンの、『ごっつんこ』……」
「そうや。あの時おじちゃん、私とお兄ちゃんに おチンチンのごっつんこさせたまま、どっか行ってしもたやん。」
「そうやったな…… ごめんな。ほな、おじちゃんもごっつんこしたるからな。」
まさか、ごっつんこが求められてくるとは思わなかった。俺は女の子の手を引いて、家と家の間の狭い通りに入りこんだ。
そこにはエアコンの室外機の音と温風が満ちていた。
俺はTシャツを脱ぐと、狭い通りのコンクリートの上に敷いて、女の子を寝かせた。スカートとパンティーを脱がして見ると、合わせ目が現れた。
あの時は兄の前だったから、よく見られなかった。俺は顔を寄せて、可憐な合わせ目を 匂いをかぎながら見つめた。
(写真なんかとは、比べものにならへんなぁー。これが女の子なんや。)
俺はズボンの奥から、もうすでに固くなっているおチンチンをつまみ出した。
「あれからね」女の子が言った。「お兄ちゃん、私におチンチンのごっつんこ、時々してきよるねん。」
「ほんまか……」俺は女の子の上にかぶさるようにして、おチンチンを女の子の「おチンチン」にくっつけた。
「足、広げてくれへんかな……」
「足、広げるの?」
「うん。」
「いつもお兄ちゃんとごっつんこする時は、このままやねん。」
(そうなんや…… あの男はその程度やねんな。)
俺は女の子の足を広げた。
「ほな、『ごっつんこ』行くでー。」
俺は女の子の合わせ目におチンチンを当てて、クルクルと動かした。
女の子は目を閉じて、口元に笑みを浮かべた。
(このまま、セックスに持っていこうか?
いや…… 女の子が痛がったりしたらアカンな。)
気がつくと俺のおチンチンは、もう女の子の合わせ目にじゅうぶん先が埋まっていた。
─────
そうや、時代や。ジダイや。
小さな女の子のヌード写真が、芸術になっとったジダイなんや。
小さな女の子が、そこらにいっぱいおったジダイなんや。
小さな女の子が、俺みたいな「おじちゃん」に、たいした警戒もせえへんかったジダイなんや。
俺はそんなジダイが読めたんや。
ジダイを読めよ。今にしか出来ひん事があるぞ。
「あのジダイやったら、こんな事ができたはずやのに」なんて後悔したって、しゃあないぞ。
【おしまい】