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ジダイがそうさせた
【ロリ 官能小説】

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解禁されたらこうなった-1


 二十歳になった俺。成人したとはいえ、両親の自営業をサポートする身であった俺は 親の言いつけで、酒やタバコなどは禁じられていた。

 ひとつ、自由になったのは「成人雑誌」。

 もちろんこれだって親の許しがあったワケじゃない。でも、黙っていればバレはしない「オトナのお楽しみ」だった。

 ちょうどその頃だった。ロリータヌード写真集が出回りはじめたのは。

 驚くばかりだった。

 俺だって学生だった時、こっそり成人雑誌のヌード写真を見て、オナニーの快感を覚えていたよ。
 でもそのヌード写真には、俺たちが「海苔」と呼んでいたものが必ずあった。
 女のひとのオヘソの下の股間に、ベッタリと黒い四角形の修正が施されていたんだ。
 外国からやって来た成人雑誌も、本当はちゃんと写しているはずの股間が、黒いマーカーを塗られたり インクを消す消しゴムで白くなっていたりした。

 俺たち、よく仲間と言いあったよ。

 「なぁなぁ、女のアソコって、どんな風になっとるんやろな?」

 ロリータヌード写真集は、そんなモヤモヤを一気に解決してくれた。
 あの鬱陶しい黒や白の修正が、女の子の股間には施されてなくて、可憐な一筋の合わせ目がハッキリと写し出されていたんだ。

 そんな写真集が、次々と近所の商店街の書店に並んでは売り切れていった。
 俺は同じ「自営業のよしみ」で、書店のオヤジに頼みこんで、そんな写真集を取り置きしてもらってた。
 オトナになった俺が、一番気持ちいいオナニーができるのが、ついこの間まで自分の身の回りにいた「女の子」のヌードだったってのが ちょっと皮肉だったな。

 このロリータヌードを足がかりに、やがてオトナのヌード写真集も無修正で見られるようになるに違いない……そんな勢いだった。

 
 


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