電脳少年の宅配-7
断続的に意識を飛ばしながら、視界に入ったのは。
眼鏡の小男が筋肉隆々の男に何か手渡す光景の断片だった。
コードが付いた、30センチぐらいの棒状の何か。
しかし、上下の口に咥え込んだ男根に必死に奉仕するキラは、もはや推測とか予感とかいう感覚とは無縁だった。
「どこが、いいかな」
「あまり目立たない所がいいと思うよ。美形を損なわないようにね」
「背中かな」
「いや、肋骨の膨らみに沿ってなら、いいんじゃないの?」
「んじゃ、そうするか」
うっすらとハンダの青い煙をくゆらせるそれは、十分に加熱された半田ごてだった。
「マゾだそうだからな」
「そうそう、小学生のドMの淫乱ビッチ。きっと悦ぶぜ」
「へっへっへ、鬼畜だね。キ、チ、クッ」
性技に夢中になって躍動するキラの滑らかな肌に浮かぶ肋骨の膨らみ。
その白磁のような肌に半田ごては近づき、ゆっくりと、ゆっくりと。
そして強く、キラの脇腹の上の肋骨の膨らみに押しつけられた。
キラの淫蕩な身体のうねりが止まる。
そして四肢がビクリと硬直した直後、ガクン!ガクン!ガクン!と身体が跳ね上がり、激しい痙攣と共に爪は畳を毟り、足の指は内側に反り、長大な男根で塞がれた喉からケモノの唸り声のような音が漏れ出す。美しい瞳が裏返り、白眼を剥いて肌が粟立つ。
激烈な苦痛と強烈な快感が稲妻のようにキラを襲い、身体だけでなくの脳髄までも蕩けさせる。
「うおっ!うおおおおおっ!」ニキビ男が唸る。
キラの淫門はニキビ男の男根の根元を食いちぎるように強烈に締め付け、直腸の中はまるで触手が何百本も生えたかのようにうごめいて男根に至上の快楽を与えた。
「ぐっ!おああああっ!」電柱が腰を痙攣させる。
キラの喉が男根の血流を止めるほどに収縮し、顎全体が細かい動きを放つバイブレーターのように男根を刺激して蕩けるような快楽が湧き上がる。
そして想像も出来ない激しい絶頂が三人を襲った。
キラの身体は激しく痙攣を続けながらうねり、二本の男根にトドメを差すように猛烈なバイブレーションで二本の男根を締め付ける。
ニキビ男の男根がキラの体内で爆発し、二度、三度、四度と断続的に、溜めに溜めた溶岩のように加熱した精液をドクリ、ドクリと大量に放出する。
電柱はキラのアッシュブリーチの髪をかき抱きながら、キラの胃の腑に射精を始める。長大な陰茎は精液を送り出すために何度も何度も膨らみ、キラの内臓を白く染める。
そして、キラの可憐な怒張も震えるように膨らんで射精を繰り返す。
噴き出した甘いミルクは自らの喉や顔、アッシュブリーチの髪を飾った。
断続的な絶頂は繰り返し繰り返し、まるまる五分間もの間、ニキビ男、そして電柱を快楽の嵐に包み翻弄する。その爆発する悦楽の中心となったキラの幼い肉体は、意識を失ってなお男根に絡みつき、咀嚼し、貧欲に精液を搾り取った。
最後の一滴も逃すまいと、啜り、舐めるように。