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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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悪だくみ-4

そんな明子にマギーは至ってクールに接する。今まで応対して来た犯罪者やヤクザに比べれば何の恐怖も感じない。マギーにしてみればただのヒステリックな女に過ぎない。クールと言うよりは冷ややかな目で明子を見ていた。

「なぜあんな目に遭ったのか心当たりはあるんですか?」
冷静な口調で明子に聞いた。
「梶山側についた奴らの誰かじゃないの!?下らない恨みよ、きっと!」
「どうして梶山氏についた人らからあなたが恨まれるんですか?別に選挙をしてあなたが勝って、梶山氏が負けただけじゃないですか?」
明子はその言葉にそれまでの威勢が消え、言葉を選ぶかのような素振りを見せた。
「恨みなんて下らない事ですぐ買うもんでしょ…。」
急に言葉を濁すようになる。
「下らない事で買った恨みなら悪口や陰口を叩くぐらいで大抵の場合我慢するのが普通です。あんな仕打ちまでするとなると相当な恨みを買っていたと言うことなんじゃないですか?あなたは相当な恨みを買うような事、してませんでしたか?」
「し、してないわよ!私は正々堂々と選挙に勝って市長に当選したんですからね!」
その威勢のいい言葉の裏に、何かを隠しているような、そんな印象を明子から受けた。
「ところで梶山氏の支持にまわった職員の辞職が目立つようですが、その件に関してあなたは何か関わりを持っているのでしょうか?」
「それは…、梶山氏と私とでは考えてる政策とか全く違うから、私の支持にまわってくれた人達には優遇するような人事をした事は確かだけど…。でもそれはこれから私がしようとする市政をしやすくする為には必要な事だし!」
「はい。それは間違ってないと思います。」
そう肯定してからマギーは少し探りを入れる。
「確かに思想の同じ人間に囲まれての方が仕事はしやすいですよね。しかもそれがイケメンなら女として気分良く仕事が出来る。」
その言葉に明子は明らかに動揺した。
「べ、別にイケメンだから選んだとかじゃ…」
急に歯切れが悪くなる明子に華英はマギーの読みが当たっていた事を確信した。
「まぁそうでしょうが、やっぱイケメンとか、イケメンじゃなくてもお金持ちの男とか嬉しいですよね。同じ仕事をするにもブサよりイケメンの方がいいのは女ならみんなそうです。あー、私もイケメンに囲まれて毎日仕事がしたいわぁ…」
そう戯けたマギーが華英には少し若菜っぽく見えた。しかしからかわれたように思えた明子は不機嫌そうに答える。
「だからそんなんじゃないって言ってるでしょ!?警察が色気づいてんじゃないわよ!!」
怒りを露わにした明子に今度はマギーのコメカミがピクッと動いた事に華英は気付いたのであった。


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